エンターテインメント・ウェブマガジン
続いて再び座長・小栗の魅力について話題が及ぶと、堀田は自身が演技について「このシーンはどうしようかな」と悩んだ際のエピソードを明かした。
「セットの外にある待機場所(前室)で、一人で座って考えていても、そっと横に来てくださって、ただ私が質問するまで何も聞かないでいてくれるんです。私が『これどう思いますか?』と聞いたら、『ここをこうしたらどうかな』とか言ってくださるんですけど、何か悩んでるときに、そっとそばにいてくださるっていう感じで」
小栗の細やかな気遣いと、劇中の比奈と義時との関係が、いかに作り上げられていったのか、そのプロセスの一端がここからうかがえる。さらに堀田は、前述した2人がイノシシに追い掛けられる場面の裏話も披露した。
「イノシシに追い掛けられるシーンのときは、『下がりながら、振り向かない』みたいな動きだったんですけど、そこはお互いにリズムが合わないといけなかったので、『そこはやっぱりこういうふうにしたほうがいいんじゃないか』というのを小栗さんの方から言ってくださって、結構何度も重ねて練習しました」
故郷に錦を飾った堀田は「こんなにたくさんの方に来ていただけてうれしいです」と感謝の言葉を口にした。
そして最後に、「比奈の運命としてもこれからどんどん“あと少し”というところに来ているので、どうか最後まで比奈の運命も見届けていただけたらうれしいです」と呼び掛けてトークショーを締めくくった。
(取材・文/井上健一)
映画2025年8月15日
-ネプトゥーヌス国王役の三宅さんはいかがでしょうか。人魚という設定の上に、娘と接するときと、それ以外では雰囲気がだいぶ違いますが。 三宅 ネプトゥーヌス国王は、「屈強で、威厳があり、でも娘に甘い」。最初にその3つのファクターを大事に、と伺い … 続きを読む
映画2025年8月14日
-リアム・ヘムズワースとラッセル・クロウを演出してみていかがでした。 2人とも自分が演じるキャラクターを見いだすための努力を惜しまず、そのキャラクターの中にある真実や誠実さを見つけてくれます。さらにそのキャラクターにエンタメ性や楽しさも持 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月14日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼みなさん、こんにちは 日本の伝 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月11日
-本作はドラマ制作の現場が舞台の物語で、いとうさんはドラマ主演俳優の癖のあるマネジャー役です。 いとう 役者さんのマネジャーさんについて正直知らないこともありますが、ある意味役者をよく見せたい、役者の魅力を伝えたいという芯は想像できます。た … 続きを読む
映画2025年8月10日
また、ジョン・ウィリアムズ作曲のオリジナルテーマ曲の流用は、先に公開された『スーパーマン』同様絶大な効果があり、恐怖とユーモアの同居は、スピルバーグが得意とする演出法だ。 また、「以前から、フィルムで撮影し、自然な映画的な質感を表現した … 続きを読む