「脚本を読んで、世界にはこれが必要だと思った」ブラッド・ピット&デビッド・リーチ監督 映画『ブレット・トレイン』【インタビュー】

2022年8月19日 / 18:00

 伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』を、ブラッド・ピットを主演に迎え、『デッドプール2』(18)のデビッド・リーチ監督が映画化したミステリーアクション『ブレット・トレイン』が、9月1日(木)から劇場公開される。今回、『ファイト・クラブ』(99)『トロイ』(04)『Mr. & Mrs. スミス』(05)など、数々の作品でピットのスタントマンを務めたというリーチ監督とピットとのツーショットインタビュー映像が解禁となった。

デビッド・リーチ監督(左)とブラット・ピット

-まず、お二人の関係性について教えてください。

ピット いい循環のような関係で…。

リーチ 運命だよ。

ピット そう、運命だ。彼の仕事ぶりを遠くから見ていたんだけど、クールでエネルギッシュな独自のスタイルを確立した。それがとても印象的だった。でも、今の関係性はといえば、彼が監督だからね。僕は仕える立場、つまり彼がボスさ。

-監督になった経緯は?

リーチ 僕にとって、『ファイト・クラブ』は大きな意味を持っている。スタントマンとして出演した大作映画だった。この映画で大スターと偉大な監督(デビッド・フィンチャー)による見事なコラボレーションを目の当たりにした。エドワード・ノートンのことだ。また、ブラッドのスタントを世界各地で務めて、最高の役者のスタントはものすごく勉強になった。映画製作に携わる者として多くを学んだ。それで火がついて、彼(ピット)には「短編を撮るんだ」と報告していた。

ピット 「頑張れよ」って感じ(笑)。監督になりたいやつが、また1人増えたなと。

リーチ それで…、スタントマンとして現場を間近で見られたことが、いい経験になった。やる気を持って現場を熱心に見たことが、きっと…。

ピット 彼は格闘の経験も長くて、それが『ファイト・クラブ』でのアクションに役立った。そして今回の作品にもつながった。あれはロックダウンに入って、4~5カ月ぐらい過ぎた頃だった。みんな気がめいってきて、世界中がうつ状態のようだった。そんな中で、本作の脚本を読んだんだ。この友人(リーチ)とは、つながっていたからね。脚本を読んで、大声で笑ってしまったよ。バッド・バニーのシーンまで読んでこう言った、「世界にはこれが必要だ!」と。そこからは話がとんとん拍子に進んだね。

リーチ そうだね。彼が言う通り、コロナ禍で撮影したから、みんなの救いになった。ソニーのスタジオにクレイジーな役者が集まり、好き放題にやったんだ。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

山下美月が“かつてなく最高の主人公”に 「自分も成瀬あかりのような人間に近づきたい」舞台「成瀬は天下を取りにいく」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月16日

 舞台「成瀬は天下を取りにいく」が7月4日(土)から上演される。本屋大賞をはじめ数多くの文学賞を受賞し、主人公・成瀬あかりが全力で我が道を突き進む姿が読者を魅了した、シリーズ累計発行部数210万部を突破する大人気小説『成瀬あかりシリーズ』。 … 続きを読む

片山友希、MEGUMI「間違えても失敗しても、とにかく前に進み続けるということはお伝えできたかなと思います」『FUJIKO』【インタビュー】

映画2026年6月15日

 1970~80年代の静岡を舞台に、激動の時代を生きるシングルマザーが自らの生き方を模索しながら力強く歩んでいく姿を描いた、木村太一監督の『FUJIKO』が全国公開中だ。本作で主人公の富士子を演じた片山友希と、企画・プロデュースを担当し、出 … 続きを読む

舞台「キングダムII ―継承―」三浦宏規・高野洸・山本千尋・山口祐一郎、「死力を尽くさなければいけない」作品に再び挑む【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月12日

 累計発行部数1億2000万部を突破した、原泰久による大ヒット漫画を原作とした舞台の第2弾となる「キングダムII ―継承―」が、8月9日から上演される。本作は、苛烈な戦乱の中にある中国・春秋戦国時代を舞台に、戦災孤児の少年・信と、のちの始皇 … 続きを読む

「豊臣兄弟!」第22回「播磨大誤算」戦国の世の難しさを印象付けた播磨攻略戦【大河ドラマコラム】

ドラマ2026年6月11日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。小一郎と秀吉が播磨攻略に難渋する様子を描いた6月7 … 続きを読む

山本耕史、「RENT」に続き全編英語上演に挑む「ゼロからのスタートだけどやるしかない」 日米合作ブロードウェイミュージカル「フル・モンティ」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月11日

 山本耕史が、ゆりやんレトリィバァとブロードウェイで活躍するキャストとともに挑む、日米合作ブロードウェイミュージカル「フル・モンティ」が、8月19日から上演される。本作は、1997年に映画をもとに誕生し、トニー賞作品賞を含む9部門にノミネー … 続きを読む

page top