醍醐虎汰朗&黒羽麻璃央が語る野球愛「野球を通して、一生付き合える仲間たちと出会える」【インタビュー】

2022年8月6日 / 07:00

-本作では、ロッカールームでの着替えのシーンも目を引きました。

黒羽 サービスショットですね(笑)。あの撮影は、とにかく前貼りを貼るのが大変で、楽屋では役者同士でチェックしながらやっていました(笑)。

醍醐 (前貼りが)下手だと、衣装さんやメークさんに直してもらうことになるので、それが恥ずかしいんですよね(笑)。

黒羽 野球の練習シーンと同じぐらい、いや、それ以上に大変なシーンだったように思います。

醍醐 間違いないです。真冬の体育館で全裸での撮影でしたから、寒かったということもあって、キツかったです。

-劇中では野球部の活動だけでなく、主人公たちの学校生活も描かれていますが、お二人の学生時代と共通点はありましたか。

黒羽 僕は、工業高校で、女子生徒の数が少なかったので、やっぱり女子を追い掛けてしまうというのは似ているところかなと思います(笑)。男ってばかだなと思いますが、懐かしさもありました。

醍醐 僕は共学でしたが、女の子を意識してしまうのは同じです。全男子が女子の目を気にしながら生活していた感じは、すごく分かりました。

黒羽 学生の頃なんて、モテようと必死だもんね(笑)。

醍醐 必死ですね(笑)。男だけでいるときと、女の子が話し掛けてきたときとでは全然違いました。懐かしいです。

-最後に、野球の魅力を教えてください。

黒羽 劇中のせりふにも「一生付き合える仲間ができるよ」という言葉がありますが、僕もまさにその通りだと思います。つらい思いも、うれしいことも、いろいろな経験を一緒にしてきた人たちとは、その後も長い付き合いができると思います。僕は野球しかやってこなかったので、他の部活との比較はできないですが、野球を通してそうした仲間たちとたくさん出会ってきました。それは野球の魅力の一つだと思います。

醍醐 僕はこれまで野球部だったことはないので難しいですが…。この撮影を通して、試合をしたら楽しいんだろうなとすごく思いました。撮影は練習シーンばっかりだったので、練習ばかりしていましたが、実際に試合でチーム一丸となって点を入れることができたら楽しいだろうなと。次はぜひ試合をしてみたいです!

(取材・文・写真/嶋田真己)

(C)2022「野球部に花束を」製作委員会

 

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【映画コラム】映画は原作を超えたか 沖縄の現代史を背景に描いた力作『宝島』/純文学風ミステリーの趣『遠い山なみの光』

映画2025年9月18日

『遠い山なみの光』(9月5日公開)  1980年代のイギリス。日本人の母とイギリス人の父との間に生まれロンドンで暮らすニキ(カミラ・アイコ)は、大学を中退し作家を目指している。ある日、彼女は執筆のため、異父姉の景子が亡くなって以来疎遠になっ … 続きを読む

【Kカルチャーの視点】レジェンドたちの「朝鮮の旅」たどった写真家の藤本巧さん

2025年9月18日

▼新しい美の概念  志賀直哉や武者小路実篤らと文芸雑誌『白樺』を創刊し、西洋美術を紹介していた柳宗悦(1889-1961)は、浅川兄弟との関わりで初めて朝鮮に興味を持つことになる。  「(彫刻家を目指していた)伯教さんは『白樺』を読み、柳先 … 続きを読む

エマニュエル・クールコル監督「社会的な環境や文化的な背景が違っても、音楽を通して通じ合える領域があるのです」『ファンファーレ!ふたつの音』【インタビュー】

映画2025年9月18日

-劇中に流れるさまざまな曲は、全て監督のチョイスですか。  音楽は全て私のチョイスです。こういうシーン、こういう状況だったらこの音楽は意味があるかなと考えながら一つ一つ選んでいきましたが、いろんな人たちの意見も聞きましたし、私自身もたくさん … 続きを読む

前田旺志郎「世の中に関心を持つ大切さに気付いた」窪塚愛流「止まっていた時間が動き出した」初共演の2人が福島原発事故を題材にした映画で感じたこと『こんな事があった』【インタビュー】

映画2025年9月16日

-お芝居に悩んだり、難しさを感じたりすることはありませんでしたか。 前田 たくさんあります。でもその都度、松井監督と相談しながら進めていきました。迷ったときは、松井監督を信じればいい、という信頼関係が出来上がっていたので。 窪塚 松井監督は … 続きを読む

グイ・ルンメイ、真利子哲也監督「お互いが思い合うからこそすれ違う。でもそこには愛があるという家族の形を描きたかった」『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』【インタビュー】

映画2025年9月12日

-ルンメイさん、夫・賢治役の西島秀俊さんの印象はいかがでしたか。 ルンメイ 今回西島さんと一緒にお仕事ができたことはとても光栄でした。西島さんは経験豊かな方なので、私は現場でとても安心して演技をすることができました。西島さんがいろんなエネル … 続きを読む

Willfriends

page top