エンターテインメント・ウェブマガジン
成田 この間テレビで、宝塚音楽学校を目指す女の子たちを追った番組をやっていたんですけど、宝塚音楽学校って最大4回しか受験できないらしいんです。その中に最後の一回に挑む方がいて、すごく練習して、「こんなに努力したことない。だから、何も後悔はないです」って言っていたのに、結局、落ちちゃったんですよね。でも、まだ18歳ぐらいで夢破れた女の子が、泣き崩れながらも「私はこの経験ができたから…」って胸を張る。それが無茶苦茶かっこよくて、見ているこっちまで泣きそうになって。
伊藤 「夢」って、生きる上で一番大きな理由になると思うんです。何かを追い掛けている最中って、夢中だからとにかくがむしゃらに生きるじゃないですか。生きる理由が一つ増えるだけでも、「夢」にはとんでもない価値がある。
成田 そんなふうに夢を追う素晴らしさがある一方で、途中でやめる勇気にもすごく価値があると思うんだよね。この作品も「夢を諦める勇気」とその先の人生を描いているわけだし。
伊藤 むしろ、夢がかなわなかった人より、夢のない人の方が自分の価値を見失ったりする恐れが高いと思う。そんなときは、ちょっとした目標を「夢」ってことにしちゃえばいいんじゃないかな。普段、何げないときに、ふと「こうなったらいいな」とか「こうなりたいな」と思ったこととか、なんでもいい。そんなに大それたものだと構えず、「一つぐらい持っといたら楽しいかも」ぐらいに考えて。そうすれば、多少なりとも人生の彩りが増したり、新しい刺激をもらえたりするんじゃないかと思います。世の中大変なことも多いけど、やっぱりみんなに生きていてほしいですから。
(取材・文・写真/井上健一)
映画2025年12月17日
-実際に福士さんと共演してみていかがでしたか。 とてもすてきな方で、待ち時間にちょっとお話できたんですけど、すごく温厚な方でした。お芝居に関してはすごく真面目でストイックで、「このせりふはこうやって言ってみるのもありかも」というような優し … 続きを読む
ドラマ2025年12月15日
-ご自宅でも絵の練習をされたそうですね。 台本が来るたびに絵を担当するチームとの打ち合わせがあり、練習用の絵が並んだ計算ドリルのようなプリントを数十枚いただくので、それを自宅に持ち帰り、宿題のように繰り返し描いて練習していました。 -歌麿 … 続きを読む
ドラマ2025年12月14日
-治済役が大きな話題となった生田さんについて、撮影を通じて感じた俳優としての魅力を教えてください。 生田さんで印象に残っているのが、何事にも動じないことです。常に泰然自若として、変なクセを出さない。ある意味、視聴者に想像させるようなキャラ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月13日
稲垣吾郎が、2026年2月7日から開幕するPARCO PRODUCE 2026「プレゼント・ラフター」で傑作ラブコメディーに挑む。本作は、劇作、俳優、作詞、作曲、映画監督と多彩な才能を発揮したマルチアーティスト、ノエル・カワードによるラブ … 続きを読む
映画2025年12月12日
-パーシーのように、与えられた仕事を楽しくやるコツがあれば教えください。 仕事があることが幸せ。シンプルにそういう意識を持ってやっています。僕もミュージシャンを目指していろいろとやっていましたが、思うようにいかなくて。でも、音楽に対する情 … 続きを読む