エンターテインメント・ウェブマガジン
三谷さんが以前、会見で「サザエさん」にたとえていましたが、これは北条義時ただ1人の話ではなく、北条家の話です。義時の父、兄、姉、妹、継母といった人たちが非常に個性豊かで、この家族だからこそ、源氏の政権を北条のものにしてしまったことがよく分かる。北条家がなければ、頼朝も挙兵できなかったに違いありません。そういう家族同士のぶつかり合いや助け合いの物語という側面も描かれていきます。日本史に残るこれほどドラマチックなことが、一つの家族の中で起きたことには、ものすごく驚かされました。
コロナ禍ということで、何百人ものエキストラの方たちを集めるような撮影は難しい状況ですが、広い場所が使えるロケ撮影では地元の方にもお集まりいただき、この作品のために作ったオープンセットを中心に、スタジオでは不可能な富士の懐に抱かれた雄大な伊豆の景色を撮影しました。今後も、ロケでなければ描けない場面が出てくるので、それをきちんとスケール感のある映像でお届けできるように、ロケ撮影も進めていくつもりです。
当初はこんな状況を全く予想していなかったので、特にコロナ禍を想定して物語を作っているわけではありません。ただ、僕らも含めてこの2年、皆さんがいろんな我慢や苦労を重ね、つらいこともたくさん経験してきた中で登場するドラマとしては、「とにかくエンターテインメントでありたい」と願っています。三谷作品の魅力は、何といっても「エンターテインメント」。だから毎回、お客さんを驚かせますし、大いに笑わせますし、同時に感動や高揚といった感情にまで行きつくように作っています。そういったことで、毎週日曜夜8時を皆さんが楽しみにしていただけるようになれば、コロナ禍という状況下でオンエアする意味は出てくるのではないかと思っています。ぜひご期待ください。
(取材・文/井上健一)
舞台・ミュージカル2025年6月16日
-濵田さんは歌がお得意ですが、アカペラは大変でしたか。 (普段の歌唱と)全然違います。アカペラは本当に難しい。出だしの音を間違えた瞬間に、もうハモれないんです。しかも、僕は舞台袖で音程を確認する時間もないので。その難しさがこの歌喜劇の肝だ … 続きを読む
映画2025年6月13日
-恒松さんはXなどSNSの発信も積極的にされていて、クリエーティブへの関心は高そうですね。 コメディーに出演する場合など、現場で「これをやってみよう」と、あれこれ試してみることは大好きです。元々私はものづくりが好きで、時間がある時は、プラ … 続きを読む
映画2025年6月13日
-この映画は『時をかける少女』など、大林宣彦監督作品の影響がとても感じられました。昔のものを見たりはしましたか。 あまりにも有名なので、気付いたら何回も見ていたという感じです。でも、今回は気付かないようにしていました。美雪としてそこに気付 … 続きを読む
映画2025年6月13日
『リライト』(6月13日公開) 高校3年の夏、美雪(池田エライザ)の学校に保彦(阿達慶)という少年が転校してくる。自分は未来人で、ある小説に憧れて300年後からタイムリープしてきたという保彦と秘密を共有することになった美雪は彼に恋をする。 … 続きを読む
映画2025年6月12日
-曽田さんは、広島に住んでいたんですよね。 曽田 出身は島根で広島には大学時代に4年間住んでいました。でも、佐伯の方だったのであまり市内には行っていなかったんです。だから市内に1カ月もいたのは今回が初めてでした。もちろん見たことのない景色も … 続きを読む