1月9日放送スタート!「三谷作品の魅力は何といっても『エンターテインメント』。毎回、お客さんを大いに驚かせます」清水拓哉(制作統括)【「鎌倉殿の13人」インタビュー】

2022年1月1日 / 08:00

-小栗さんが本作について「北条家のホームドラマ」という話をしていましたが、そういう面も色濃く出てくるのでしょうか。

 三谷さんが以前、会見で「サザエさん」にたとえていましたが、これは北条義時ただ1人の話ではなく、北条家の話です。義時の父、兄、姉、妹、継母といった人たちが非常に個性豊かで、この家族だからこそ、源氏の政権を北条のものにしてしまったことがよく分かる。北条家がなければ、頼朝も挙兵できなかったに違いありません。そういう家族同士のぶつかり合いや助け合いの物語という側面も描かれていきます。日本史に残るこれほどドラマチックなことが、一つの家族の中で起きたことには、ものすごく驚かされました。

-昨年6月のクランクイン時には、静岡でロケ撮影も行われていましたが、今後もスタジオと並行してロケ撮影を実施していく予定でしょうか。

 コロナ禍ということで、何百人ものエキストラの方たちを集めるような撮影は難しい状況ですが、広い場所が使えるロケ撮影では地元の方にもお集まりいただき、この作品のために作ったオープンセットを中心に、スタジオでは不可能な富士の懐に抱かれた雄大な伊豆の景色を撮影しました。今後も、ロケでなければ描けない場面が出てくるので、それをきちんとスケール感のある映像でお届けできるように、ロケ撮影も進めていくつもりです。

-コロナ禍の最中の放送スタートとなりましたが、視聴者にはどんな点でアピールしていこうとお考えですか。

 当初はこんな状況を全く予想していなかったので、特にコロナ禍を想定して物語を作っているわけではありません。ただ、僕らも含めてこの2年、皆さんがいろんな我慢や苦労を重ね、つらいこともたくさん経験してきた中で登場するドラマとしては、「とにかくエンターテインメントでありたい」と願っています。三谷作品の魅力は、何といっても「エンターテインメント」。だから毎回、お客さんを驚かせますし、大いに笑わせますし、同時に感動や高揚といった感情にまで行きつくように作っています。そういったことで、毎週日曜夜8時を皆さんが楽しみにしていただけるようになれば、コロナ禍という状況下でオンエアする意味は出てくるのではないかと思っています。ぜひご期待ください。

(取材・文/井上健一)

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

千葉雄大、「映像の人」「舞台の人」という「垣根をなくしたい」 友近と挑む二人芝居・リーディングドラマ「老害の人」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年4月25日

 内館牧子によるベストセラー小説『老害の人』が、リーディングドラマとして舞台化される。出演者は、友近と千葉雄大の二人だけ。登場人物のすべてを、二人が自在に演じ分ける。  物語の主人公は、小さな玩具屋を大企業に育てた元社長の福太郎。老いてなお … 続きを読む

小手伸也、「映像ではテンションの7割しか出していない」 リミッターを解除して臨む舞台初主演作「コテンペスト」

舞台・ミュージカル2026年4月25日

 小手伸也が舞台初主演を務める「俺もそろそろシェイクスピア シリーズ『コテンペスト』」が、6月27日から上演される。公演に先立ち、小手が取材に応じ、本作への思いを語った。  本作は、シェイクスピアの最後の作品「テンペスト」の設定を現代に置き … 続きを読む

【映画コラム】4月後半公開の映画から『人はなぜラブレターを書くのか』『今日からぼくが村の映画館』『ソング・サング・ブルー』

映画2026年4月24日

『今日からぼくが村の映画館』(4月17日公開)  南米ペルー、アンデスの小さな村に住む少年シストゥは、風が運んできた新聞の映画広告を手にする。導かれるままにたどり着いた移動映画館で初めて“映画”を知ったシストゥは、たちまちその物語に魅了され … 続きを読む

小林虎之介「名前と同じ『虎』の字が入った役名に、ご縁を感じています」連続テレビ小説初出演で、主人公の幼なじみを好演中【連続テレビ小説「風、薫る」インタビュー】

ドラマ2026年4月23日

-りん役の見上愛さんとの共演はいかがですか。  見上さんは、お芝居のスイッチをすぐに切り替えられる器用な方で、同世代の俳優としてとても刺激を受けています。現場では、大変なことも多いはずですが、常に元気いっぱい、楽しそうで。そんな見上さんが、 … 続きを読む

浦井健治が演じる童磨がついに本格参戦!「童磨を本当に愛し抜いて演じられたら」舞台「鬼滅の刃」其ノ陸 柱稽古・無限城 突入【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年4月23日

 舞台「鬼滅の刃」其ノ陸 柱稽古・無限城 突入が6月13日から上演される。原作漫画「鬼滅の刃」はコミックスの全世界累計発行部数が2億2000万部を突破。その大人気作品の舞台化で、シリーズ6作目となる本作では、柱稽古、そして無限城の戦いを描く … 続きを読む

page top