【インタビュー】「怖い絵本 シーズン4」板垣李光人「ジワジワと後に残る怖さが感じられます」

2021年12月27日 / 12:13

 第一線で活躍する人気作家が、独創的な画家やイラストレーターとタッグを組んで身近に潜む恐ろしい話や不思議な話を書き下ろした「怖い絵本」を、注目の俳優が朗読、さらには短いホラードラマを通じて、視聴者を恐ろしくもどこか懐かしい世界へといざなう「怖い絵本」のシーズン4が1月7日に放送される。シーズン4には、芳根京子、板垣李光人、飯豊まりえが登場。わずか10分の放送の中でゾッとする恐怖体験を楽しめる。カッパを題材にした「えほん遠野物語かっぱ」に出演する板垣に、本シリーズの魅力や撮影の裏側などを聞いた。

「怖い絵本 シーズン4」板垣李光人 (C)NHK

-(取材当日)ドラマパートの収録を終えたばかりということですが、収録はいかがでしたか。

 ホラー要素のある作品に出演させていただくのは初めてでしたが、いつかホラーはやってみたいと思っていたので楽しかったです。この番組は、ドラマと朗読が合わさって一つの作品になるのでどんなものに仕上がるのか楽しみですし、絵本の朗読が入ることでどんな怖さや味が出るのかも楽しみです。

-ドラマパートの撮影で印象に残っていることは?

 今回の撮影では、水中での撮影も行いました。プールの中にカッパのような何者かがいて、それが迫ってくるというシーンを撮影したのですが、実際にいるわけではないので、迫ってくることを想像しながら演技をするのは大変でした。それから、カメラマンさんが水中から撮影してくれていたので、浮いてしまわないように押さえてもらっていたのですが、それがなぜか面白くなってしまって…。怖がらなければいけないシーンなのに思わず笑ってしまったということもありました。

-プールでの撮影自体は楽しくできたんですね。

 そうですね。僕はずっと水泳をやっていたので、プールに久しぶりに入れて懐かしかったです。

-朗読パートの絵本「えほん遠野物語かっぱ」を読んだ感想は?

 自分がイメージしていたカッパの話とは少し違っていて意外でした。今回は「遠野物語」なので、赤い色をしたカッパが登場したりと、その土地ならではのものがあるんだと思います。こういうカッパの話もあるんだと、すごく興味深く、面白かったです。

-板垣さんは、そもそも「カッパ」にどんなイメージを持っていましたか。

 実は、あまり怖いイメージはなかったんです。どちらかというとおすしのイメージがあったかな(笑)。ですが、小学生の頃にテレビでカッパとされる映像を見たことがあったので、その頃は本当にいるんだと信じていました。

-板垣さんも、ご自身が描いた絵やアートを発表していますが、今回の「えほん遠野物語かっぱ」ではどの絵が印象に残っていますか。

 僕は自分で絵を描くときに、手にすごくこだわっているんです。なので、手が出てくるシーンの絵は気になります。「えほん遠野物語かっぱ」に出てくるカッパの手はすごくいい手で、僕の好きな手でした(笑)。爪の形と細さ、水かきの感じも、赤にピンクと濃紺が混ざっている色合いもすごく好きです。

-印象に残っているシーンは?

 「カッパだったのだろう」という一言が広い絵の中に書いてあるシーンです。初めて読んだときからすごく印象に残っていました。ゾクゾクする内容の絵本なので、(これから収録のある朗読パートは)声の低さや抑揚を意識して朗読パートに挑みたいと思います。

-本作のどんなところに注目してもらいたいですか。

 僕はホラー要素の強い作品に出演するのも初めてなのですが、朗読という、声だけで表すお仕事も初めてなんです。なので、僕を応援してくださってる方やこれまで僕が出演させていただいた作品を見てくださっている方には、声だけでどう表現するのかということも楽しみにしていただきたいです。

-板垣さんご自身は、幼い頃は絵本を読むのは好きでしたか。

 ディズニー作品の絵本が好きでした。でも、怖い話は全く読んでいなかったです。「くまのプーさん」の仕掛けのある絵本が気に入っていて、そればかり読んでいた記憶があります。

―大人になってから絵本を読むことはありましたか。

 いや、最近は全然読んでいなかったです。今回、この仕事をさせていただいて、久しぶりに絵本に触れましたが、大人になって読んでも面白いなと改めて思いました。

-もし、板垣さんが絵本を描くとしたらどんな内容のものを作りたいですか。

 ファンタジックなストーリーよりは、今回のカッパのような日本の妖怪や都市伝説をテーマにした、ダークファンタジーの要素が入った作品になるのかなと思います。そういうお話が好きですし、自分の絵にも合っていると思うので。

 
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