エンターテインメント・ウェブマガジン
2022年1月9日から放送される「連続ドラマW だから殺せなかった」で連続殺人犯と新聞紙上で討論を繰り広げる新聞記者・一本木透を演じる玉木宏。まず共感から始まる役作りや、一本木と重なる部分もあるという自身の素顔について語ってもらった。
新聞記者はメモ帳を持って取材をしているイメージだったのですが、監督と相談して、メモを取らずに、聞いた話をインプットするタイプの記者に。シャツの袖をまくっていたり、カバンを肩掛けにしていたりと、現場で動けるようなスタイルを意識しました。特に参考にした人はいませんが、46歳の設定なので、白髪を生かしてくたびれた感じにして。劇中では20年前も描かれるのですが、物語の核となる部分ということもあり、僕が演じました。20年前はなかなかキツイな…と不安でしたが、結果的には演じてよかったと思っています。少しは若返ったかな(笑)。
僕は、役を演じるときは、気持ちを理解することを一番大切にしていて。役に共感するところを探して、自分が近づいていくような感覚です。だから、過去に新聞記者を辞めてもいいような出来事が起こっていたのに、なぜ辞めなかったのかはしっかり追求しました。悲しみを前面に見せてしまうと、視聴者の方にも一本木に対してブレーキがかかってしまうので、見せない悲しさ、苦しさを交えつつ、逆算しながら演じました。
20歳、俳優3年目のときに受けた『ウォーターボーイズ』のオーディションです。アルバイトをしながら活動していたのですが、周りは就職して収入も安定した人たちがいっぱいいて。辞めるなら早いうちの方が余力もあるし、最後だと思って全力で臨んだのがこのオーディションでした。結果、それまでで一番大きな役を頂いて、映画もヒットして。でも、23歳のときにまた不安になる時期があって、もう一度立ち止まったとき、今度は朝ドラで大きな役を頂いて。東京にしがみ付いていたかったし、負けず嫌いで、何かしら爪痕を残したいという思いが強かったのがよかったのかもしれないです。
「現状維持は退歩なり」という言葉です。ある企業の社長さんがテレビでおっしゃっていたのを聞いただけですが(笑)。でも、それが頭の中に残っています。現状維持はそのときはいいかもしれないけど、時代が進めば古いものになってしまう。だから、置いていかれないようにちゃんと知識や経験を増やして、常に自分を更新していかなければと、この言葉を心に刻んでいます。そのために、僕は人と話をして刺激を得るようにしています。刺激が得られれば、次はそれで何をしようかという欲も生まれると思うので。
ドラマ2025年7月2日
磯村勇斗主演、堀田真由、稲垣吾郎が出演するカンテレ・フジテレビ系“月10ドラマ”「僕達はまだその星の校則を知らない」が7月14日から放送スタートする。本作は、独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公・白鳥健治(磯村勇斗)が、少 … 続きを読む
ドラマ2025年7月1日
ドラマ「私があなたといる理由~グアムを訪れた3組の男女の1週間~」が、7月1日からテレ東系で放送がスタートする。本作は、グアムを訪れた世代が違う男女3組のとある1週間を描いた物語。30代の夫婦(蓮佛美沙子、溝端淳平)、20代の大学生カップ … 続きを読む
ドラマ2025年6月29日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、快調に進行中。6月29日放送の第25回「灰の雨降る日本橋」では、浅間山の噴火によっ … 続きを読む
映画2025年6月27日
あのルパン三世が、約30年ぶりに2Dの劇場アニメーションとして帰ってくる。舞台は地図に載っていない謎の島。お宝を狙って乗り込んだルパン一行を待ち受けていたのは正体不明の存在だった。前代未聞のスケールで描かれ、全ての「ルパン三世」につながる … 続きを読む
映画2025年6月27日
日本で初めて教師による児童へのいじめが認定された体罰事件を題材にした福田ますみのルポルタージュを三池崇史が映画化した『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』が6月27日から全国公開された 。本作の主人公・薮下誠一(綾野剛)が勤める小学校の校 … 続きを読む