玉木宏、記者役で「枯れた感じを出せたら」 渡部篤郎「久しくこういう鋭い目つきの方には会っていなかった」

2021年12月14日 / 21:15

(左から)松田元太、玉木宏、渡部篤郎 (C)エンタメOVO

 WOWOW「連続ドラマW だから殺せなかった」完成報告会見が14日、東京都内で行われ、出演者の玉木宏、渡部篤郎、松田元太(Travis Japan/ジャニーズJr.)と権野元監督が登壇した。

 本作は、第27回鮎川哲也賞優秀賞を受賞した同名小説を連続ドラマ化。新聞記者との紙上討論を要求し、ルールを破れば新たな殺人を犯すと予告する凶悪犯に対して、言葉の力で立ち向かう報道記者の姿を描くミステリー。

 主人公の敏腕記者・一本木透を演じた玉木は「僕は実年齢が41歳。監督と話すと、いわゆる41のちょっとした“くたびれ感”を大事にしたいということだったので、一本木はいろいろ抱えてそうなっているのですが、その枯れた感じが出せたらいいなと思って演じていました」と語った。

 あえて白髪を交えたスタイルで臨んだといい、「なかなか今までなかったこと」と振り返った。

 一本木の上司を演じた渡部とは、これが初共演。玉木は「ずっとお会いしたかった人。今作でご一緒できてすごくうれしかったです。撮影後も、僕の家族ぐるみで食事に誘っていただいて、ステーキをごちそうになりました。本当に幸せな時間でした」と笑顔でエピソードを語った。

 渡部は「ちょっと高いステーキね!」と冗談めかしながら、「私も彼の作品を見て、いつかお会いしたいと思っていた。久しくこういう鋭い目つきの方には会っていなかった。本当に目が強い。さすがだなと思いました」とコメント。

 さらに、「それは芝居だけでできることじゃない。彼自身が持っている情念とか、そういうものがきちんと役に反映されているからなんじゃないかな」と続けると、玉木は「うれしい限り。たくさん一緒にお芝居をして、すごく勉強させていただきました」と返した。

 ドラマは、2022年1月9日、放送・配信スタート(全5話)。

 


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