【インタビュー】Amazon Prime Videoオリジナル音楽番組『ザ・マスクド・シンガー』司会・大泉洋「中に入っているのが、先輩なのか後輩なのかも分からないので、どこまで失礼なことを言ってもいいのかとドキドキしました」

2021年9月14日 / 07:15

-マルチな才能を発揮する秘訣(ひけつ)は?

 結局、僕はどこへ行っても文句を言っているだけなんですが…(笑)。何かよく分からないけれども、人々は僕の文句やぼやきを求めているのかなと。仕事から疲れて帰ってきて、自分よりも不遇なやつを見たいんじゃないかな(笑)。自分が普段言えないような文句をやたらとテレビで言うやつがいる。「またこいつ文句言ってるよ」と。それで少しはすっきりするのかなと。今回もマスクドシンガーに文句ばかり言っていますから。自分でも「どうして人を笑わさなければ気が済まないんだ?」と思います。

-視聴者に向けて、番組のアピールポイントや見どころなどをお願いします。

 マスクドシンガーの人たちのパフォーマンスが圧倒的にすごくて、うまい歌ってすごい力があるんだなあと思いました。普通の歌番組では、アーティストが新曲を歌うので、当然知らない歌もあるわけですが、今回は名曲や大ヒット曲しか歌わないから、聴いていて楽しいし、皆が知っている歌を、一流の有名人が歌っているので、そこも見どころだと思います。単純に、「これ、誰が歌っているの?」と考えながら見るのも楽しいですよ。そこに、僕とパネリストの皆さんとの面白いトークも入るので、本当によくできた番組だと思います。日本の皆さんがあまり見たことがないような、海外の番組のフォーマットを、がちがちの日本人がやっているわけですが、そのコラボレーションも楽しいと思います。

(取材・文/田中雄二)

『ザ・マスクド・シンガー』司会の大泉洋とバード (c)2021 Amazon Content Services LLC

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【映画コラム】映画は原作を超えたか 沖縄の現代史を背景に描いた力作『宝島』/純文学風ミステリーの趣『遠い山なみの光』

映画2025年9月18日

『遠い山なみの光』(9月5日公開)  1980年代のイギリス。日本人の母とイギリス人の父との間に生まれロンドンで暮らすニキ(カミラ・アイコ)は、大学を中退し作家を目指している。ある日、彼女は執筆のため、異父姉の景子が亡くなって以来疎遠になっ … 続きを読む

【Kカルチャーの視点】レジェンドたちの「朝鮮の旅」たどった写真家の藤本巧さん

2025年9月18日

▼新しい美の概念  志賀直哉や武者小路実篤らと文芸雑誌『白樺』を創刊し、西洋美術を紹介していた柳宗悦(1889-1961)は、浅川兄弟との関わりで初めて朝鮮に興味を持つことになる。  「(彫刻家を目指していた)伯教さんは『白樺』を読み、柳先 … 続きを読む

エマニュエル・クールコル監督「社会的な環境や文化的な背景が違っても、音楽を通して通じ合える領域があるのです」『ファンファーレ!ふたつの音』【インタビュー】

映画2025年9月18日

-劇中に流れるさまざまな曲は、全て監督のチョイスですか。  音楽は全て私のチョイスです。こういうシーン、こういう状況だったらこの音楽は意味があるかなと考えながら一つ一つ選んでいきましたが、いろんな人たちの意見も聞きましたし、私自身もたくさん … 続きを読む

前田旺志郎「世の中に関心を持つ大切さに気付いた」窪塚愛流「止まっていた時間が動き出した」初共演の2人が福島原発事故を題材にした映画で感じたこと『こんな事があった』【インタビュー】

映画2025年9月16日

-お芝居に悩んだり、難しさを感じたりすることはありませんでしたか。 前田 たくさんあります。でもその都度、松井監督と相談しながら進めていきました。迷ったときは、松井監督を信じればいい、という信頼関係が出来上がっていたので。 窪塚 松井監督は … 続きを読む

グイ・ルンメイ、真利子哲也監督「お互いが思い合うからこそすれ違う。でもそこには愛があるという家族の形を描きたかった」『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』【インタビュー】

映画2025年9月12日

-ルンメイさん、夫・賢治役の西島秀俊さんの印象はいかがでしたか。 ルンメイ 今回西島さんと一緒にお仕事ができたことはとても光栄でした。西島さんは経験豊かな方なので、私は現場でとても安心して演技をすることができました。西島さんがいろんなエネル … 続きを読む

Willfriends

page top