【インタビュー】Amazon Prime Videoオリジナル音楽番組『ザ・マスクド・シンガー』Perfumeが感じた「震え上がるような高揚感」とは

2021年9月15日 / 07:00

 圧倒的なライブパフォーマンスで見せる、新エンターテインメント推理番組『ザ・マスクド・シンガー』が、Amazon Prime Videoで配信中。同番組は、全世界50カ国で視聴されている音楽ライブエンターテインメントの日本版となるオリジナル作品。マスクをかぶった12人のマスクドシンガーたちのパフォーマンスや歌声、ヒントを基に、マスクの中の有名人を推理することを楽しむ。パフォーマーを予想するパネリストとして出演するPerfumeの3人に、番組に参加した感想や推理のポイントなどを聞いた。

perfume(スタイリスト:Shinichi Miter (KiKi Inc.)/へアメーク:福間友香(ヴァニテ)/メイクアップ:大須賀昌子)

-パフォーマーたちのパフォーマンスを目の前で見て、どんな感想を抱きましたか。

かしゆか マスクをした状態でパフォーマンスをするのはすごく難しいことだと思いますが、皆さんのパフォーマンス力が素晴らしくて魅了されました。聞きほれているうちに終わってしまうので、推理するのも忘れちゃうんです(笑)。ただただ歌の力に引き込まれる場面がたくさんありました。

あ~ちゃん 楽しかったよね。私たちもライブをできない期間がありましたが、今回、“ライブ感”を肌で感じて、震え上がるような高揚感を味わえて、お金を払いたいぐらいでした(笑)。それぐらい、普段は会えないような著名人の方たちが歌っています。

のっち 回を追うごとに、“中の人”のファンになっていくんですよ。歌やパフォーマンスに対する情熱、一生懸命練習したことが伝わってきて、ステージへの熱意に感動しました。

-番組では、パフォーマンスを見ながら、それぞれの推理を口にしていましたが、どんなところに注目して推理をしていたんですか。

かしゆか 私は、歌い方の癖やパフォーマンスをしているときの動き方、リズムの取り方を見ていました。パフォーマーの方の中には、普段は歌の仕事をあまりされていない方もいたので、声だけで判別するのは難しかったんです。

のっち 本当に、パフォーマンスだけを見ていても分からないよね。ただ、マスク(コスチューム)が大きいと動きにくいと思うんですが、その動きづらささえもパフォーマンスに生かしている方をみると、慣れている方なんだなと感じましたし、動きもポイントだと思っていました。

あ~ちゃん リズムの取り方も(その人の個性が)出ていました。やはり、普段から歌を歌っていない人は、緊張すると早どり(音に対して歌や動きが早くなってしまうこと)になってしまいやすいんです。そうすると、普段は歌を仕事にしている人ではないんだなと予想できたり…。あとは、表情が出せないので、歌心を動きに反映させないといけないのですが、やっぱり歌手の方は表現がうまい。このキャラクターは物語から飛び出してきたのかなと思うぐらい、その歌の感情も表現されていて素晴らしかったです。逆に、話をするときのしぐさや所作で初々しさを感じて、普段は舞台で話をされない人なんだなと感じることもありました。

-印象に残っているマスクドシンガーは?

かしゆか 私は、バードさんです。一声目から鳥肌が立って、世界に引き込まれる感じがありました。バードさんは歌う楽曲の曲調によって演出を変えていたんですが、その見せ方がすごくうまくて、毎回、魅了されていました。

あ~ちゃん 私はMissテレビジョンです。カリスマ性があって、どの楽曲を歌ってもMissテレビジョンの歌になるんです。マスクをかぶっていてもあふれ出てくる才能にほれ込みました。自分も今、歌手をやらせてもらっていますが、こんな歌手になりたかったなっていう憧れが詰まった方です。パフォーマンス一つ取っても、ステージの使い方などが群を抜いていて、レベルが高いことものを見せてくださったので、それも乞うご期待です。

のっち 私はニンジャさんです。ニンジャさんのことは、収録のたびに有名人の名前を書いて予想していたのですが、(名前を書いた)全部の人に見えるし、でも誰にも当てはまらないようにも感じて、不思議な方だと思っていました。歌もうまくて、ダンスも踊れて、トークも上手なので、何者なんだろうって。最後の最後に顔を出すときまで惑わされていました。

 
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