エンターテインメント・ウェブマガジン
君塚 台本を読んだら、とにかく面白かったんです。恐らく、歴史上初のサイコパス殺人という非常に大変な事件を扱っているのに、テンポが良くて、ちょっと爽やかでキラキラしているところもあって、非常に魅力的な物語だと僕は思います。それから、LGBTQに関しての問い掛けがあり、死刑の是非についても問題提起されている。事件ものとしても面白いのに、きちんとテーマが問い掛けられているので、すごく良くできた台本だと思いました。そういう台本があったので、あとは優秀な俳優さんが見付かればと思っていたら、プロデューサーさんからお二人を提案されて…それならばやろうと決めました。
君塚 まだ少し話しただけですが、すごく勘がいい方たちだと思います。舞台に対する思いも真摯(しんし)で、まぶしいぐらいです。それぞれについて話すと、辰巳さんは、アクティブで、共演者に影響を与えるぐらい能動的なタイプ。それがローブにも近いところなのかもしれません。林さんは、感受性が強いのかなと思います。相手のことまで全部抱え込んじゃうような役が似合いそうだと思うので、林さんもレオポルドにぴったりだな、と。あとはお互いにアイデアを出し合って、見ている方が「こいつらを断罪するだけでいいのかな」とか、あるいは「キラキラした青春ドラマを見ちゃった」と思わせるような作品にできればと思っています。彼ら2人がいれば、勝ったも同然ですよ(笑)。
君塚 まだ稽古も始まっていないですが、きっと面白いものにはなると思います。もしかしたら息が詰まるぐらいかもしれないし、ホッとできるところもあるかもしれないけれども、いずれにしろ濃密なお芝居を楽しんでいただけると思います。
(取材・文/嶋田真己)
舞台「ネバー・ザ・シナー -魅かれ合う狂気-」は、9月2日~12日、都内・品川プリンスホテル クラブeXで、9月18日~19日に大阪・クールジャパンパーク大阪TTホールで上演。
ドラマ2025年7月1日
ドラマ「私があなたといる理由~グアムを訪れた3組の男女の1週間~」が、7月1日からテレ東系で放送がスタートする。本作は、グアムを訪れた世代が違う男女3組のとある1週間を描いた物語。30代の夫婦(蓮佛美沙子、溝端淳平)、20代の大学生カップ … 続きを読む
ドラマ2025年6月29日
-それが変わってきたということでしょうか。 物事は、ある程度加速がつき、歯車がスムーズに回り始めれば、少ないエネルギーで進んでいくようになりますが、スタートするときは膨大なエネルギーが必要です。この作品もそういう過程を経て、ようやく彼が笑 … 続きを読む
映画2025年6月27日
-30年間やってきて、栗田さんなりのルパンに対する思いや魅力について。また栗田さんにとってルパンとはどういう存在でしょうか。 やっぱりルパン三世の声は、パート2や『ルパン三世 カリオストロの城』(79)の頃の、山田さんが一番元気だった頃の … 続きを読む
映画2025年6月27日
-三池崇史監督の演出や映画に対する姿勢についてはどう感じましたか。 大倉 あまり無駄なことはおっしゃらないです。すごく明確な演出をなさいます。僕の場合は、校長と薮下先生との間に挟まれているという、スタンスにちょっとよどみがあったのかもしれな … 続きを読む
映画2025年6月27日
『アスファルト・シティ』(6月27日公開) 犯罪と暴力が横行するニューヨークのハーレム。クロス(タイ・シェリダン)は医学部への入学を目指し勉学に励む一方で救急救命隊員として働き始める。 ベテラン隊員のラット(ショーン・ペン)とバディを組 … 続きを読む