エンターテインメント・ウェブマガジン
「西の五代、東の渋沢」と言われるように、日本の近代化において渋沢栄一と共に両極をなすような人物ですが、その点が「あさが来た」のときより明確に打ち出されている気がします。新しい時代を作っていく中で、同じビジョンを持った人たちが、異なる環境の中で切磋琢磨(せっさたくま)し、お互いに競いながら高め合っていく。それが「青天を衝け」の中での五代というキャラクターが担っている役割なのかなと。
その上、太陽の光や風が吹き抜けるように古いしきたりや形骸化したものを爽やかに捨て去っていく印象があり、新しい時代を予感させてくれます。そんなこともあって、今回は「あさが来た」とはまったく違いますし、さらにやりがいのある役回りを頂けたな、と。ただ、自分でも脚本を頂いて初めて知ることが多々あります。だから、大森さんがこれからどんなふうにこの物語を進めていくのか。それを現場でどう味付けしていくのか。それがすごく楽しみです。
(取材・文/井上健一)
ドラマ2025年12月8日
-治済に対する仇討ちのため、対立関係にあった蔦重と松平定信(井上祐貴)がタッグを組む展開にも驚かされると同時に、思わず胸が熱くなりました。 藤並 白河藩に戻った後の定信は、それまでとは打って変わって、大田南畝や山東京伝に本を書かせているんで … 続きを読む
映画2025年12月5日
-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。 功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月4日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
-雰囲気のいい現場だったようですね。 中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
―確かにその通りですね(笑)。 ただ、大半は史実通りですが、(小田)新之助(井之脇海)とふく(=うつせみ/小野花梨)ととよ坊の一家、序盤に登場した蔦重の恩人の花魁・朝顔(愛希れいか)など、一部に私が創作したオリジナルキャラもいます。と … 続きを読む