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「西の五代、東の渋沢」と言われるように、日本の近代化において渋沢栄一と共に両極をなすような人物ですが、その点が「あさが来た」のときより明確に打ち出されている気がします。新しい時代を作っていく中で、同じビジョンを持った人たちが、異なる環境の中で切磋琢磨(せっさたくま)し、お互いに競いながら高め合っていく。それが「青天を衝け」の中での五代というキャラクターが担っている役割なのかなと。
その上、太陽の光や風が吹き抜けるように古いしきたりや形骸化したものを爽やかに捨て去っていく印象があり、新しい時代を予感させてくれます。そんなこともあって、今回は「あさが来た」とはまったく違いますし、さらにやりがいのある役回りを頂けたな、と。ただ、自分でも脚本を頂いて初めて知ることが多々あります。だから、大森さんがこれからどんなふうにこの物語を進めていくのか。それを現場でどう味付けしていくのか。それがすごく楽しみです。
(取材・文/井上健一)
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