【インタビュー】映画『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』市原隼人「リカが夢に出てきそうです(笑)」

2021年6月17日 / 06:30

-自由に楽しんでもらいたいと。

 お客さまの好きなように見ていただくのが映画ですから。これはもうお客さまの特権です。この猟奇的な行き過ぎた愛を持った女性を、非現実的なコメディーとして楽しんでいただいても構いません。僕は、生々しい人間の本質をくり抜いた衝撃的な作品だと思いました。

-リカの超人的なアクションも見どころですね。

 今回、刑事役なのにアクションシーンがないことを少し残念に思っていたのですが、リカが終盤で披露したアクションを見て「あ、これには勝てないな…」と思い納得しました(笑)。リカって何なんでしょうね。もしかしたら、現実には存在しない、人が心に抱えている感情そのものなのかもしれません。そう考えると、超人的な、理解不能な描写が出てきても、つじつまが合う気がします。恐ろしくもあり、なかなか忘れられないような作品です。リカが夢に出てきそうです(笑)。

-リカは「自称28歳」ですが、高岡さんが演じるリカにそう言われてもあまり違和感を覚えませんでした。

 そうなんです。「あっ、28歳なんだな…」と。リカに概念を持ったらいけないですよ(笑)。映画を見てもらえたら、分かります。皆さんにも、早くリカの世界に入っていただきたいです!

(取材・文・写真/山中京子)

(C)2021映画「リカ 自称28歳の純愛モンスター」製作委員会

 

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