高岡早紀「最初はかなり悩みました」 “自称28歳”のサイコパス役に戸惑い

2021年6月16日 / 06:16

(左から)内田理央、市原隼人、高岡早紀、佐々木希

 映画『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』公開直前イベントが15日、東京都内で行われ、出演者の高岡早紀、市原隼人、内田理央、佐々木希と松木創監督が登壇した。

 本作は、幼い頃から愛に恵まれなかった雨宮リカ(高岡)が、運命の男性を手に入れるために最恐の“純愛モンスター”と化していく様を描いたラブサイコスリラー。

 2019年の連続ドラマ版からリカを演じる高岡は「最初サイコパスな役と聞いたときは、ハードルが高いな、と思ったし、あまり好んでやりたいなと思う役ではなかったです」と告白。

 また、「一番のネックは、雨宮リカ、28歳ですというせりふだった」といい、「自分でこんなことを言い張ってしまう役を、やってしまっていいのか、とかなり悩みました。さらに『チッ』『死ねばいいのに』といった、普段は口に出さないようなせりふの数々が台本にあるのを見て、本当に心配になりました」と苦笑した。

 それでも、映画化されるほどの人気作に成長。高岡は「サイコパスな人間が、こんなにも多くの人に支持されたのか、共感されたのかは分かりませんが、リカ自身喜んでいると思うし、私もうれしいです」と笑顔を見せた。

 リカの行方を追う刑事・奥山を演じた市原も「一見、猟奇的なリカですが、非常に普遍的で、人間の根っこにある感情を擬人化したような存在だと思います」と語った。

 同僚刑事役の佐々木は「リカに共感するのはちょっと難しいですが、リカの『正義とか善とか必要ない。必要なのは愛だけ』というせりふには、すごく引き込まれて、鳥肌が立っちゃいました。リカは絶対に悪いことをしているのだけど、共感しそうになっている自分がいて、すごいなって思いました」と明かした。

 映画は6月18日から公開。


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