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阿久津 二つのシーンが、感情をリンクさせながら同時進行する場面があるのですが、そんな演出を考えるウォーリーさんはすごい方だな、と。実際に劇場に入ってみないと、分からないところもたくさんありますが、円形の劇場で演技をするのも、僕は初めてなので、それも新鮮で、どうなるのか楽しみにしています。
永田 僕の師匠です。僕は、(ウォーリーと)5年ぐらい一緒にやらせていただいているんですが、ウォーリーさんに認められたいと思って頑張っているところがあります。演出ももちろんですが、人としても好きなんです。今考えると、本当にダサい話なんですが、僕は舞台や2.5次元舞台に出させてもらっていて、「格好いい」「美しい」が全てだと思っていたんです。でも、それは違うと教えてくれたのがウォーリーさんでした。ウォーリーさんは、映像に頼ればあっという間に終わることを、あえてアナログで表現したり、泥くさいことも取り入れて芝居を作られていく。ウォーリーさんの作品は、総合芸術だと思っています。
永田 僕も先日、オフの日に舞台を見に行ってきましたが、やはり生の力はすごいと改めて感じました。その場で行われていることだからこそ、もらえるものがあると思うんです。今は大変な時期ですから「見にきてください」と簡単には言えませんが、舞台が救いになっている人もいると思うので、そういう方々がいる限り、僕たちは芝居を続けていきます。来てくださる方には、嫌なことも忘れて、この舞台の世界観に没入していただきたいと思っているので、稽古にもしっかりと励みたいと思います。
阿久津 まずは、今回、延期という形で公演ができることを幸せに思っています。この作品は、音楽もあり、癒やされるシーンもありと、盛りだくさんな公演です。1回1回の公演に200パーセントの思いを懸けて臨むつもりで頑張ります。
(取材・文/嶋田真己)
音楽劇「プラネタリウムのふたご」は、2月13~14日、大阪・梅田芸術劇場 メインホール、2月20~23日、都内・日本青年館ホールで上演。
公式サイト https://www.planetarium-twins2020.com
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