エンターテインメント・ウェブマガジン
阿久津 二つのシーンが、感情をリンクさせながら同時進行する場面があるのですが、そんな演出を考えるウォーリーさんはすごい方だな、と。実際に劇場に入ってみないと、分からないところもたくさんありますが、円形の劇場で演技をするのも、僕は初めてなので、それも新鮮で、どうなるのか楽しみにしています。
永田 僕の師匠です。僕は、(ウォーリーと)5年ぐらい一緒にやらせていただいているんですが、ウォーリーさんに認められたいと思って頑張っているところがあります。演出ももちろんですが、人としても好きなんです。今考えると、本当にダサい話なんですが、僕は舞台や2.5次元舞台に出させてもらっていて、「格好いい」「美しい」が全てだと思っていたんです。でも、それは違うと教えてくれたのがウォーリーさんでした。ウォーリーさんは、映像に頼ればあっという間に終わることを、あえてアナログで表現したり、泥くさいことも取り入れて芝居を作られていく。ウォーリーさんの作品は、総合芸術だと思っています。
永田 僕も先日、オフの日に舞台を見に行ってきましたが、やはり生の力はすごいと改めて感じました。その場で行われていることだからこそ、もらえるものがあると思うんです。今は大変な時期ですから「見にきてください」と簡単には言えませんが、舞台が救いになっている人もいると思うので、そういう方々がいる限り、僕たちは芝居を続けていきます。来てくださる方には、嫌なことも忘れて、この舞台の世界観に没入していただきたいと思っているので、稽古にもしっかりと励みたいと思います。
阿久津 まずは、今回、延期という形で公演ができることを幸せに思っています。この作品は、音楽もあり、癒やされるシーンもありと、盛りだくさんな公演です。1回1回の公演に200パーセントの思いを懸けて臨むつもりで頑張ります。
(取材・文/嶋田真己)
音楽劇「プラネタリウムのふたご」は、2月13~14日、大阪・梅田芸術劇場 メインホール、2月20~23日、都内・日本青年館ホールで上演。
公式サイト https://www.planetarium-twins2020.com
映画2025年4月10日
-監督が長く一緒に仕事をしているクリント・イーストウッドとリーアムとの類似点はありますか。 コラボレーションに関しては、クリントから学んだことが多いです。彼は、全てをマネジメントしようとはせず、むしろ他の人がどんなアイデアを持っているのか … 続きを読む
ドラマ2025年4月10日
4月9日、2025年秋からスタートするNHKの連続テレビ小説「ばけばけ」の取材会が行われ、制作統括を務める橋爪國臣氏が、3月25日にクランクインした現場の様子などを語ってくれた。 「ばけばけ」は、「怪談」で知られるラフカディオ・ハーン( … 続きを読む
映画2025年4月7日
-この作品は長尾さんの劇場映画初主演作ですが、その点について意識したことはありますか。 長尾 特別に意識したことはなかったです。安田顕さんを始め、キャストの皆さんは先輩方が多かったですし、スタッフの皆さんも、僕より年齢も経験も上の方ばかりで … 続きを読む
ドラマ2025年4月6日
-というと? クランクイン前、視覚障害支援センターに伺い、視覚に障害をお持ちの方に「目が見えない分、他の感覚が研ぎ澄まされていく」というお話を伺ったんです。衣擦れの音や声のトーンだけで、人の気持ちが理解できるようになるんだそうです。鳥山検 … 続きを読む
ドラマ2025年4月4日
-なるほど。 でも、同一性というのは非常に厄介で、これは本当に同じ人なのかという疑問を持つわけです。本当は同一人物じゃないけど、それをメタファーとして見せているだけなのかもしれないし、もっと高尚に考えれば、その存在自体が本当にいるのかどう … 続きを読む