エンターテインメント・ウェブマガジン
2014年11月に始動したミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン(以下、テニミュ)の集大成として、5月に開催予定だったミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live 2020(通称:ドリライ)が、新型コロナウイルスの影響で中止となり、その代替企画として、卒業メモリアル映像作品、ミュージカル『テニスの王子様』Dream Streamが配信される。Dream Streamは歌唱、ダンス、CG映像など、本来ドリライで実現したかった20曲以上の楽曲を詰め込んだ撮りおろしの映像作品。主人公の越前リョーマを演じてきた阿久津仁愛に、3rdシーズンのファイナルとなるDream Streamへ懸ける思いや、撮影のエピソード、リョーマという存在について、などを聞いた。
中止と聞いたとき、5月のドリライ本番までまだ時間もあったので、もしかしたらできるかもしれないという気持ちもありました。それと、単純に悔しかったです。3月にドリライ開催を記念した広告がSHIBUYA109のシリンダー広告に掲出されたんですけど、そこに自分が載っているのを見て、感動した直後に中止と聞いたんです。だから、とても悔しかったです。
映像で、今までの曲とドリライでやる予定だった曲ができると聞いたときは、すごくうれしかったです。テニミュのPV COLLECTIONをよく見ていて、かっこいいなと思っていたので、映像の形で自分たちの姿を残せるのが楽しみでした。ただ、舞台とは違うので、表情や口の動かし方などを、映像仕様に向けてどうすればいいのかという不安はありました。
僕たち青学(せいがく)は「これで卒業なんだ」という気持ちで、全力を出し切ることができたと思います。それと、久々に踊ったので疲れました(笑)。でも、疲れるぐらい全力を出せたので、見てくださるお客さんに喜んでいただけるものになればいいなと思います。撮影ではCGや合成を使ったり、ドローンでの撮影もあったので、どんな形で完成しているのかすごく楽しみです。ロケでは実際に学校に行って、その学校の生徒たちが部活をやっている近くで撮影をしたんです。生徒の皆さんに見られながらの撮影だったんですが、それが逆にモチベーションを上げることになって、やる気になりました(笑)。それから、TOKYO DOME CITY HALL(以下、TDCホール)での撮影は、マイクを付けて歌いながらの撮影だったので、それも印象に残っています。久々のTDCホールで、最後だと思いつつ、ウォーミングアップをしていたときは、自分の中でグッとくるものがありました。
青学(せいがく)のみんなとは久しぶりの再会でした。会えないことが僕はずっと寂しかったので、うれしくて1人でピョンピョンしていました(笑)。稽古場でダンスの振り起こしをしたときには、昔の公演のことをみんなで懐かしみながらも、ちょっと寂しくなったりしました。
青学(せいがく)のみんなとは毎日会って、毎日一緒に過ごしていたので、それが今日の撮影で終わってしまうと思うと、寂しい気持ちはありました。だけど、撮影で舞台上にいるときは、絶対にそういう気持ちは出さないように、そして泣かないようにしようと決めていました。自分が悲しくなっていたら、お客さんに失礼だと思ったんです。きっと、僕たちと同じように、ドリライを楽しみにしてくださっていたお客さんがたくさんいらっしゃったと思うので、せめてこの映像を楽しんでもらいたいという思いで、寂しさは見せないように頑張りました。
いえ、結局は泣きました(笑)。撮影の最後で、みんなはすごく泣いていたんですけど、僕は泣かずに、すがすがしい気持ちで終われたんです。だけど、撮影後にスタッフさんに「ありがとうございました!」と言った瞬間に、もう泣いてしまって…みんなに「泣かない」と宣言していたので、「泣いてんじゃん」と突っ込まれてしまいました(笑)。結局、泣いた方がスッキリしますよね(笑)。
憧れで、たどり着けない存在でした。舞台上にいるときはそんなことは考えないんですけど。あんなに生意気なのに、それに文句を言われないほどのテニスのセンスと強さがあって、あの自信は自分にはないなと感じていました。それもあって、リョーマみたいにちゃんと自分が思っていることや感情を伝えられるようになりたいと思っていました。だから、憧れであると同時に、ライバルのような存在でもありました。
映画2026年10月1日
大腸がんによって24歳で他界した遠藤和(のどか)さんが亡くなる10日前までつづり続けた手記を映画化した『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』が、10月2日から全国公開される。本作で、主人公の和と夫の将一を演じた、川口春奈と高杉真 … 続きを読む
映画2026年10月1日
余命1年の音楽教師・京香(広瀬アリス)と、喜び以外の感情を失った高校生・沖晴が織りなす、切なくも温かい感動の人生賛歌『沖晴くんの涙を殺して』が10月2日から全国公開される。本作で、訳あり高校生の沖晴を演じた木戸大聖に話を聞いた。 -沖晴の … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年9月30日
小瀧望が主演する舞台「ロックンロール」が、11月6日から上演される。本作は、世界的な劇作家トム・ストッパードが祖国チェコスロバキアを舞台に、20年以上にわたる歴史のうねりを描きながら、自由の尊さをうたう物語。愛するロックンロールと母親を守 … 続きを読む
映画2026年9月30日
10月2日から全国公開となる『時給三〇〇円の死神』は、累計発行部数36万部を突破した藤まるの同名小説を原作にしたファンタジーだ。生きる希望を失った大学生・佐倉真司(西畑大吾)が、謎めいた同級生・花森雪希(福本莉子)に誘われ、この世に未練を … 続きを読む
2026年9月29日
K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む