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浜野 ジョーは早口なのでとても難しかったです。英語の情報量の多さはすごいな、あんなに早口でしゃべる日本人はいないよな、と思いました(笑)。でも、何とか頑張って演じました。それが勉強になったし、面白かったです。また、22番とのわちゃわちゃした感じが最高に面白かったです。
川栄 難しかったのは、声のトーンでした。「もっとかわいらしく」とか言っていただいたのですが、それがとても難しくて。22番の憎たらしいところと、かわいらしいところをミックスした感じを出すのがとても難しいと思いました。楽しかったのは、アフレコ中に、とてもおいしいあめを頂いたので、「おいしい」というせりふが正直に言えました(笑)。
浜野 『ソウルフル・ワールド』とはちょっと違う感じですが、『2分の1の魔法』(20)はすごかったです。戦いのシーンなどはダイナミックなのに、最後に泣かせるという…。圧倒されました。
川栄 『カールじいさんの空飛ぶ家』(09)です。最近また見たら、子どもの時とは考え方や見方が違うので、改めて深くていいお話だなあと思いました。例えば、『ソウルフル・ワールド』を今の子どもが見て、5年後や10年後にもう一度見たら、また違った観点から見られると思います。
浜野 ソウルや生まれる前の世界の話みたいなことを聞いて、身構えがちになるとは思いますが、映画の中に散見する音や、ニューヨークの街並み、黒人コミュニティーの温かさ、かっこいい音楽といった断片を、全身に浴びて楽しんでいただければと思います。
川栄 22番の「人生ってそんなに大切なものなの?」というせりふがありますが、今、コロナ禍で皆さんのテンションが下がって、きらめきも見付けにくい中で、この映画を見たら、「みんな悩みを持っているんだ」「一人じゃないんだ」と感じて、「自分も頑張ろう、日々を大切に生きよう」と思えるのではないでしょうか。
(取材・文/田中雄二)
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