エンターテインメント・ウェブマガジン
僕自身が舞台に人生を変えてもらったので、その経験を間接的にでも感じていただきたいなという思いがあります。言葉が言霊となってお客さまの心に入っていったり、見た光景が脳裏に焼き付いていたりしたらうれしいなと思います。今はまだ舞台には高尚なイメージがあって、なかなか気軽に行く場所ではないのかもしれませんが、もっと日常に溶け込んで「お茶をする」のと同じ感覚で舞台を見に行けるようになるのが僕の理想です。なので僕にとって、舞台で演技すること、芝居をすることは生活の一部で、僕を語るのに欠かせない存在になっていると思います。
PARCO劇場も、サンケイホールブリーゼも、初めて立つ劇場です。歴史ある劇場に立てるのは最上の喜びです。しかも、PARCO劇場は、オープニング・シリーズとしての公演になります。感謝の気持ちをかみ締めてお届けしたいと思っています。劇場に来ることも簡単ではない情勢だと思いますが、この作品をきっかけに、また劇場にも足を運んでもらえたらうれしいです。演劇が必要だと思ってもらえるように、誠心誠意頑張りたいと思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)
PARCO劇場オープニング・シリーズ「迷子の時間-語る室2020-」は、11月7日~29日に都内・PARCO劇場、12月8日~13日に大阪・サンケイホールブリーゼで上演。
公式サイト https://stage.parco.jp/program/maigonojikan
映画2025年9月18日
『遠い山なみの光』(9月5日公開) 1980年代のイギリス。日本人の母とイギリス人の父との間に生まれロンドンで暮らすニキ(カミラ・アイコ)は、大学を中退し作家を目指している。ある日、彼女は執筆のため、異父姉の景子が亡くなって以来疎遠になっ … 続きを読む
2025年9月18日
▼新しい美の概念 志賀直哉や武者小路実篤らと文芸雑誌『白樺』を創刊し、西洋美術を紹介していた柳宗悦(1889-1961)は、浅川兄弟との関わりで初めて朝鮮に興味を持つことになる。 「(彫刻家を目指していた)伯教さんは『白樺』を読み、柳先 … 続きを読む
映画2025年9月18日
-劇中に流れるさまざまな曲は、全て監督のチョイスですか。 音楽は全て私のチョイスです。こういうシーン、こういう状況だったらこの音楽は意味があるかなと考えながら一つ一つ選んでいきましたが、いろんな人たちの意見も聞きましたし、私自身もたくさん … 続きを読む
映画2025年9月16日
-お芝居に悩んだり、難しさを感じたりすることはありませんでしたか。 前田 たくさんあります。でもその都度、松井監督と相談しながら進めていきました。迷ったときは、松井監督を信じればいい、という信頼関係が出来上がっていたので。 窪塚 松井監督は … 続きを読む
映画2025年9月12日
-ルンメイさん、夫・賢治役の西島秀俊さんの印象はいかがでしたか。 ルンメイ 今回西島さんと一緒にお仕事ができたことはとても光栄でした。西島さんは経験豊かな方なので、私は現場でとても安心して演技をすることができました。西島さんがいろんなエネル … 続きを読む