【インタビュー】『オレたち応援屋!!』A.B.C-Zのメンバーがそろって主演!「5人のやりとりは、素の僕たちに近い」

2020年10月22日 / 06:28

 A.B.C-Zの橋本良亮、戸塚祥太、河合郁人、五関晃一、塚田僚一が主演する映画『オレたち応援屋!!』が、10月23日から全国公開される。本作は、A.B.C-Zのメジャーデビューに合わせ、5人単独で座長を務める形で始まった舞台“ABC座”の第5作目「ABC座2016 株式会社応援屋!!~OH&YEAH!!~」を原案とした作品。5人そろっての初主演映画となった本作の、撮影の裏話を聞いた。

(C)2020映画「オレたち応援屋!!」製作委員会

- “ABC座”で上演された作品を題材としていますが、映画化が決まっていかがでしたか。

河合 ABC座の作品が映画になるというのは、ちょっと信じられない感じで…。すごくうれしかったです。

五関 毎年、公演させていただいているABC座が、より大きくなった感じがして、僕もうれしかったです。

橋本 うれしかったのですが、ABC座で何回も公演している「ジャニーズ伝説」ではなく「応援屋」というのは意外ではありました。

塚田 確かに「応援屋」は2016年に公演して以来なんですが、でも、映像としても楽しめて共感してもらえる作品だと思います。

戸塚 今回は、グループ5人そろっての映画主演なので、すごく貴重な機会になりました。本当に幸せなグループだと思います。映画という形でも「応援屋」をファンの皆さんに届けられるのもうれしいです。

-台本を読んで、それぞれどんなところに魅力を感じましたか。

河合 台本を最初に読んだとき、テンポがいい作品だなと思いました。(竹本聡志)監督は、バラエティーも撮られているので、きっと楽しい会話の掛け合いになるだろうなと思って、ワクワクしました。

-河合さんが演じるキャラクターが関西弁というのもびっくりしました。

河合 びっくりでしたね。正直なところ、本番前はそのことで頭がいっぱいでした(笑)。関西弁を話す友達に会って、イントネーションを学んだりしましたが、本番が始まるまですごく緊張しました。

五関 確かに関西弁は意外でしたが、5人のやりとりは、わりと素の僕たちに近いと思います。なので、僕たちを知っている方は、より楽しんでもらえる作品になるだろうと思ったし、知らない方には、「A.B.C-Zってこんな人なんだ」ってことを分かってもらえると思ったので、撮影が楽しみでした。「このシーン、早く撮りたいな」と思うシーンがたくさんありましから。

橋本 僕も、(演じる)剣持は自分の素に近いと思いました。それから、僕は今回、ヒロイン(役の小島藤子)さんと絡むシーンが多かったので、どう撮影するのかなと、緊張と楽しみがありました。

塚田 台本を読み終わった後に、スカッとしたんですよ。だから、撮り終わった後にも、爽快さのようなものが感じられるんだろうなと思いました。島を舞台にしているので、きっと素晴らしいロケーションの中での撮影になるだろうというのも楽しみでした。

戸塚 コメディーなので、物語の随所に笑えるところがあったり、面白い要素がたくさんあるのですが、その中で、唯一のラブパートが(橋本演じる)剣持と(小島演じる)沙織さんの浜辺のシーンなんです。そこは、全体がコメディーだからこそ際立ついいシーンだなと思っていました。全国の女子の胸キュンポイントです! これを一手に担う橋本は大変だろうなとも思いましたが(笑)。

塚田 あっ! でも、僕たち5人が布団で寝ていて、沙織先生が起こしにくるというシーンも、僕はラブシーンだと思っていますけどね。2人(剣持と塚田演じる森田壮吉)が抱き合って寝ているんですよ。あれもラブシーンだよね?

橋本 …そうだよ(笑)。

塚田 きっとファンの方も好きだと思いますよ! ぜひそういう細かいところまで見て、楽しんでもらいたいです。

橋本 シーン的には一瞬なんで、見つけられた人はラッキーですね。でも、一瞬ではあるんですが、撮影では監督から「足をもうちょっと広げて」という細かい指示もあって、かなりこだわって撮影しました。

-ところで、劇中で踊る「雷神の舞」は、五関さんが振り付けをされたそうですね。

五関 はい。お祭りの踊りの振り付けは初めてだったので、また新たな引き出しを開けさせてもらったなという感覚でした。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

曽田陵介、秋田汐梨「平和や幸せについて考えたり、歴史について知りたいと思うきっかけになったらいいと思います」『惑星ラブソング』【インタビュー】

映画2025年6月12日

 広島を訪れた謎のアメリカ人観光客と地元の若者たちが出会い、過去と現在が交錯していく様子を描いた、時川英之監督による愛と平和のファンタジー『惑星ラブソング』が6月13日から全国公開される。本作で、主人公のモッチを演じた曽田陵介と、ヒロインの … 続きを読む

松下由樹 長年の活躍を支えてきた信条は「自分だけでなく、共演者や周りの皆さんにとってもいい結果が得られるように」「ディアマイベイビー~私があなたを支配するまで~」【インタビュー】

ドラマ2025年6月6日

 毎週金曜深夜24時12分からテレ東系で放送中の「ディアマイベイビー~私があなたを支配するまで~」は、芸能界を舞台に、自らが発掘した新人俳優・森山拓人(野村康太)にのめり込んでいくベテランマネジャー、吉川恵子(松下由樹)の狂気的な愛を描いた … 続きを読む

【週末映画コラム】伝統について考えてみる 歌舞伎役者として芸道に人生をささげた男『国宝』/京都愛の強過ぎる女性が引き起こす大騒動『ぶぶ漬けどうどす』

映画2025年6月6日

『国宝』(6月6日公開)  九州の任侠の家に生まれた喜久雄(黒川想矢/吉沢亮)は、15歳の時に抗争で父を亡くし天涯孤独の身となるが、彼の天性の才能を見抜いた上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎(渡辺謙)が家に引き取る。  喜久雄は半二郎の跡取 … 続きを読む

深川麻衣「いまさら聞けない疑問を、まどかが突っ込んで聞いているので、それを楽しんでいただけたらうれしいです」『ぶぶ漬けどうどす』【インタビュー】

映画2025年6月5日

 古都・京都を舞台に、老舗扇子店の長男と結婚し、東京から引っ越してきたフリーライターの澁澤まどかが引き起こす大騒動を描いたシニカルコメディー『ぶぶ漬けどうどす』が6月6日から全国公開される。本作で京都を愛するあまり暴走してしまう主人公のまど … 続きを読む

フレッド・ヘッキンジャー「トム・クルーズがものすごいアクションをしてハラハラドキドキするようなことが、日々の生活の中にもあるかもしれない」『テルマがゆく! 93歳のやさしいリベンジ』【インタビュー】

映画2025年6月4日

 ジューン・スキッブが93歳で映画初主演を果たし、オレオレ詐欺師に立ち向かうテルマおばあちゃんの奮闘を描いたコメディー映画『テルマがゆく! 93歳のやさしいリベンジ』が、6月6日から全国公開される。本作でテルマと仲がいい孫のダニエルを演じた … 続きを読む

Willfriends

page top