【インタビュー】東映ムビ×ステ『死神遣いの事件帖』鈴木拡樹「映画は舞台に近いワクワクを感じる瞬間があります」

2020年6月11日 / 07:11

-新型コロナウイルスの影響で鈴木さんが出演予定だった舞台が中止になったりと、ファンの人も悲しい思いをたくさんしたと思います。だからこそ、本作の公開を楽しみにされている人も多いと思うので、ぜひ一言メッセージを。

 この作品も上映が延期になってしまいましたが、やっとお見せできる状況になりました。楽しみに待ってくださっている皆さん、公開日までもう少しだけ待ってください。きっと「十蘭ドール」(注:十蘭が姿を変えた人形)が癒やしてくれると思います。ぜひ映画館で見てくださるとうれしいです。

-改めて、作品の見どころを。

 ジャンルに捉われない作品であることが見どころの一つだと思います。時代劇でありながら、特撮やサスペンスやコメディーな要素も入っていて、いろいろなことに同時にチャレンジした作品です。これまでにない作品展開になっていると思いますので、新ジャンルの作品として楽しんでいただけたらと思います。それから、映画を見ていただいたら、舞台も楽しめるという流れの構成になっています。もちろん逆をたどっても楽しいとは思いますが、ぜひ両作品とも見ていただきたいです。

(取材・文・写真/嶋田真己)

『死神遣いの事件帖―傀儡夜曲―』(C)2020 toei-movie-st

公式サイト https://shinitsuka.com

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

板垣李光人「最初から、戦争を考えて見るのではなく、実際に見て感じたことを広めていっていただければ、それが一番うれしいです」『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』【インタビュー】

映画2025年12月5日

-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。  功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(8)百年ぶりの復活へ 四代目が掲げた三つの大願

舞台・ミュージカル2025年12月4日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。    2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む

多部未華子「学びの多い現場でした」DV被害者役に挑んだヒューマンミステリー「連続ドラマW シャドウワーク」【インタビュー】

ドラマ2025年12月1日

  -雰囲気のいい現場だったようですね。  中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む

森下佳子「写楽複数人説は、最初から決めていました」脚本家が明かす制作秘話【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月1日

  ―確かにその通りですね(笑)。  ただ、大半は史実通りですが、(小田)新之助(井之脇海)とふく(=うつせみ/小野花梨)ととよ坊の一家、序盤に登場した蔦重の恩人の花魁・朝顔(愛希れいか)など、一部に私が創作したオリジナルキャラもいます。と … 続きを読む

富田望生「とにかく第一に愛を忘れないこと」 村上春樹の人気小説が世界初の舞台化【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年11月30日

 今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む

Willfriends

page top