【インタビュー】東映ムビ×ステ『死神遣いの事件帖』鈴木拡樹「映画は舞台に近いワクワクを感じる瞬間があります」

2020年6月11日 / 07:11

-新型コロナウイルスの影響で鈴木さんが出演予定だった舞台が中止になったりと、ファンの人も悲しい思いをたくさんしたと思います。だからこそ、本作の公開を楽しみにされている人も多いと思うので、ぜひ一言メッセージを。

 この作品も上映が延期になってしまいましたが、やっとお見せできる状況になりました。楽しみに待ってくださっている皆さん、公開日までもう少しだけ待ってください。きっと「十蘭ドール」(注:十蘭が姿を変えた人形)が癒やしてくれると思います。ぜひ映画館で見てくださるとうれしいです。

-改めて、作品の見どころを。

 ジャンルに捉われない作品であることが見どころの一つだと思います。時代劇でありながら、特撮やサスペンスやコメディーな要素も入っていて、いろいろなことに同時にチャレンジした作品です。これまでにない作品展開になっていると思いますので、新ジャンルの作品として楽しんでいただけたらと思います。それから、映画を見ていただいたら、舞台も楽しめるという流れの構成になっています。もちろん逆をたどっても楽しいとは思いますが、ぜひ両作品とも見ていただきたいです。

(取材・文・写真/嶋田真己)

『死神遣いの事件帖―傀儡夜曲―』(C)2020 toei-movie-st

公式サイト https://shinitsuka.com

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