【インタビュー】東映ムビ×ステ『死神遣いの事件帖』鈴木拡樹「映画は舞台に近いワクワクを感じる瞬間があります」

2020年6月11日 / 07:11

-新型コロナウイルスの影響で鈴木さんが出演予定だった舞台が中止になったりと、ファンの人も悲しい思いをたくさんしたと思います。だからこそ、本作の公開を楽しみにされている人も多いと思うので、ぜひ一言メッセージを。

 この作品も上映が延期になってしまいましたが、やっとお見せできる状況になりました。楽しみに待ってくださっている皆さん、公開日までもう少しだけ待ってください。きっと「十蘭ドール」(注:十蘭が姿を変えた人形)が癒やしてくれると思います。ぜひ映画館で見てくださるとうれしいです。

-改めて、作品の見どころを。

 ジャンルに捉われない作品であることが見どころの一つだと思います。時代劇でありながら、特撮やサスペンスやコメディーな要素も入っていて、いろいろなことに同時にチャレンジした作品です。これまでにない作品展開になっていると思いますので、新ジャンルの作品として楽しんでいただけたらと思います。それから、映画を見ていただいたら、舞台も楽しめるという流れの構成になっています。もちろん逆をたどっても楽しいとは思いますが、ぜひ両作品とも見ていただきたいです。

(取材・文・写真/嶋田真己)

『死神遣いの事件帖―傀儡夜曲―』(C)2020 toei-movie-st

公式サイト https://shinitsuka.com

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(2)大阪下町に生まれて

舞台・ミュージカル2025年8月28日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼講談は落ちない  「今日の話はオ … 続きを読む

原田琥之佑「この映画は、何でもあるけど、何にもないみたいなところが一番の魅力だと思います」『海辺へ行く道』【インタビュー】

映画2025年8月26日

-同年代の共演者とはアドリブでやり取りをしたこともありましたか。  奏介がテルオたちと大きなオブジェを作るシーンがあって、映画のスピードはずっとゆっくりなのに、あのシーンだけ会話のスピードが速くなるんです。そこで結構アドリブを入れたんですけ … 続きを読む

上田竜也&橋本良亮、舞台初共演を通して「絆はより強固になる」 音楽劇「謎解きはディナーのあとで」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年8月26日

-皆さんの歌唱シーンもあるのですか。 橋本 それはもちろん、ちょくちょくあります(笑)。歌います。アンサンブルの方と一緒に歌うシーンもありますが、ミュージカルではないんです。バックに流れていて、それに合わせて芝居していくという形だと思います … 続きを読む

青山貴洋監督「問診シーンが最大の課題に」日曜劇場『19番目のカルテ』【インタビュー】

ドラマ2025年8月25日

 また、原作から得た気付きも大きいという。「原作には、読者の感情を揺さぶる瞬間が描かれています。それがどこにあるのかを探りながら、ドラマにもそのエッセンスを取り入れるようにしています」。  原作の短編では、百々がさまざまな医療機関を受診して … 続きを読む

中園ミホ 連続テレビ小説「あんぱん」は「やなせたかしさんが書かせてくださった」執筆を終えた脚本家が物語を振り返る【インタビュー】

ドラマ2025年8月22日

 NHKで好評放送中の連続テレビ小説「あんぱん」。『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルにした柳井のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)夫婦の戦前から戦後に至る波乱万丈の物語は、いよいよクライマックスが近づいてきた。このタ … 続きを読む

Willfriends

page top