【インタビュー】ドラマ「S.W.A.T. シーズン3」サニー齋藤 東京が舞台のエピソードに出演「日米がアクション満載の場面を通して事件を解決していくのが見どころ」

2020年6月12日 / 06:00

 米ロサンゼルスを舞台に、強盗や麻薬取引、テロやギャング抗争などの重大事件に挑む、ロサンゼルス市警所属の特殊武装戦術部隊S.W.A.T.チームの活躍を描くドラマ「S.W.A.T.」のシーズン3が6月26日から放送される。今シーズンの第13話では、東京を舞台に、警視庁とタッグを組んだS.W.A.T.チームが、脱走した犯罪者を捕らえるべく奔走する。日本の警察責任者ヨシダを演じたサニー齋藤に撮影の裏話を聞いた。

(c) 2019 Sony Pictures Television Inc. and CBS Studios Inc. All Rights Reserved.

-出演が決まる前に「S.W.A.T.」シリーズを見たことはありましたか。

 1970年代、ドラマ「特別狙撃隊 S.W.A.T.」を放送していた当時からすごく有名な作品でしたので、当然知っていました。その後、映画化(03)されたときにはオーディションを受けました。そのときは、残念ながら出演はかないませんでしたが、今回、初めて受かって、出演させていただけたことをすごく光栄に思います。ただ、オーディションから撮影まで本当に時間がなかったんです(笑)。出演が決まったときは日本にいたのですが、次の日の夜にはロスに帰ってきて、その3日後には撮影現場に入っていました。そこから4、5日間、ロスで撮影して、すぐに日本に戻り、日本で撮影して、またロスに戻って撮影、という感じでした。

-かなりタイトな撮影だったんですね。

 そうです。なので、日本に向かう飛行機の中でも脚本を読んでいました。それで、「東京ばな奈」の話がでてきたので、空港で買って現場に差し入れました(笑)。

-東京ばな奈で現場の雰囲気も盛り上がりましたか。

 それがきっかけになって、溶け込んで話せました。共演者たちは、皆さんすごくいい方ばかりだったので、やりやすかったですし、接点がある共演者も多かったので、話も弾みました。(ダニエル・“ホンドー”・ハレルソン役の)シェマー・ムーアとは、撮影初日に共演シーンを撮影したので、その日にいろいろな話をして仲よくなったんです。(デヴィッド・“ディーコン”・ケイ役の)ジェイ・ハリントンとも共演する時間が長かったので、たくさん話をしました。

-撮影時の印象に残っているエピソードは?

 新宿の路地で、シェマーと僕が待っているところにジェイがやってくるシーンで、彼が電話を終えて「今、ヒックスと電話で話したんだが…」と僕たちに話し掛けるのですが、ジェイは疲れていたのか、電話を耳に当てたまませりふを話し出したんです(笑)。なので、僕は「まだ電話がつながっているならヒックスに代わってよ」とアドリブで返したのですが、そんな軽口が言えるぐらいリラックスしたプロダクションでした。

-和気あいあいとした現場だったのですか。

 すごく楽しい現場でした。それから、日本での最初の撮影が、都庁を借り切ってのオープニングのシーンだったのですが、それもすごくいい経験でした。パトカーを何台も配置して、都庁の入口に警視庁のマークを付けてという、かなり大がかりな撮影だったので、それだけでもすごい経験でしたが、そこで急きょ、アドリブでせりふを足すことになったんです。

 その撮影はヘリコプターの映像からクレーンショットになり、クレーンが降りてきたら、今度はフリーカムショットになる。フリーカムになったら右側に並んだ日本チームと左側に並んだS.W.A.T.チームがあいさつをするんですが、(カメラとの)タイミングが合わなくてせりふを足して時間を調整する必要が出てきたんです。そこで、その場で脚本家と話し合って、アドリブを入れながら作りました。今までの撮影ではそういったことはやったことがなかったので、大変ではありましたがいい勉強になりました。

-サニーさんはこれまでにも多くの海外ドラマに出演されていますが、日本のドラマとの違いをどこに感じますか。

 日本のドラマには出演したことがないので撮影現場に関しては分かりませんが、ただ役作りは違うと思います。日本の作品の場合、例えば警官役だったら、その人物がどういう警官かを突き詰めて演じると思います。でも、アメリカの場合、アジア人の警官はこういうイメージだというものが決まっているので、それによってキャスティングされます。なので、そういう意味で演技の仕方もストーリー作りも違いがあると思います。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【インタビュー】中川晃教コンサート2020 feat.ミュージカル「チェーザレ 破壊の創造者」中川晃教「時が止まっていた劇場が、このコンサートで眠りから覚める」

舞台・ミュージカル2020年7月10日

 ミュージカル「チェーザレ 破壊の創造者」のナンバーと名作ミュージカルの楽曲、中川晃教のオリジナル曲を披露する「中川晃教コンサート2020 feat.ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』」が、7月11日と12日に、都内の明治座で開催され … 続きを読む

【インタビュー】映画『#ハンド全力』醍醐虎汰朗「僕らが普段忘れがちなことをポップな形で気付かせてくれる映画」

映画2020年7月9日

 どうにもならない現実やSNSに翻弄(ほんろう)されながらも、熊本地震復興の盛り上げ役となった高校生たちの青春を描いた映画『#ハンド全力』が、7月31日からシネ・リーブル池袋ほかで全国公開される。SNSに投稿したかつての写真がバズったことか … 続きを読む

【インタビュー】PARCO劇場オープニング・シリーズ「ゲルニカ」上白石萌歌「ゲルニカの人たちに起こったことは決して他人事じゃない」

舞台・ミュージカル2020年7月8日

 演出家の栗山民也と気鋭の劇作家・長田育恵が初タッグを組む、PARCO劇場オープニング・シリーズ「ゲルニカ」が9月4日から上演される。本作は、栗山がスペイン内戦時のゲルニカ無差別爆撃を描いた画家パブロ・ピカソの「ゲルニカ」と出会って以来、温 … 続きを読む

【映画コラム】大人たちの“遊び心”を刺激する『一度も撃ってません』

映画2020年7月4日

 伝説のヒットマン市川進、74歳。だが、実は彼の正体はハードボイルドを気取り、御前零児(ごぜん・れいじ)を名乗る売れない小説家だった…。18年ぶりの映画主演となった石橋蓮司が、二つの顔を持つ主人公をコミカルかつ渋く演じる『一度も撃ってません … 続きを読む

【インタビュー】ドラマ「M 愛すべき人がいて」 マサ役を熱演中の三浦翔平「ぶれずに恥ずかしがらずに」

ドラマ2020年7月4日

 安斉かれん&三浦翔平が主演するドラマ「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系/毎週土曜午後11時15分から放送中。※ABEMAで独占配信中)が、怒濤(どとう)の展開と役者たちの熱い演技で話題を呼んでいる。本作は、歌姫・浜崎あゆみの誕生秘話と … 続きを読む

page top