【2.5次元】崎山つばさ&北園涼、「役者は根暗が多い」役柄との意外な共通点 映画『いつまでも忘れないよ』インタビュー

2019年5月25日 / 12:00

 2018年夏に放映された連続テレビドラマ「ディキータマリモット~オウセンの若者たち~」の劇場版『いつまでも忘れないよ』の公開が決定した。ドラマは、猪野広樹や崎山つばさ、橋本祥平、北園涼ら、2.5次元ミュージカルで活躍する人気俳優たちが集結し話題を呼んだ作品。人気ミュージカル「王女の選択」通称オウセンの舞台公演に出演中の若手俳優たちの“長い待ち時間”の様子を、楽屋を舞台にコメディー風に描いた。一方、映画では、待ち時間中に誘拐されたアドニス(猪野)を助けるため、ダビド(崎山)、ハリ(北園)ら若手俳優たちが奔走する。崎山と北園に映画の見どころを聞いた。

ハリ役の北園涼(左)とダビド役の崎山つばさ

-まずは、出演が決まったときのお気持ちを。ドラマと同時に映画化されることも決まっていたそうですね。

崎山 そうですね。同世代の役者が集まって撮るというのはすごく楽しい経験でした。監督もラフな方だったので、和気あいあいと楽しく撮影できたと思います。

北園 もちろん、うれしかったですが、どうなるんだろうって不思議な感じもありました。

-映画では、キャラクターの過去や俳優を目指したきっかけが描かれますが、台本を読んで、ご自身の役柄に対してどんな感想を持ちましたか。

崎山 今回、僕はドラマでは面白いことをいっぱいしようと思っていたんですが、映画では「面白い」よりもキャラクターを見せることを意識したかったので、その差を見せられたらいいなと思っていました。なので、台本を最初に読んだときに、これなら僕の思っていた演技ができそうだというのが最初の感想です。それから、新発見が多かったですね。こういう性格をしているんだと改めて知ることも多かったので、(キャラクターを)作りやすかったです。

北園 僕が演じるハリは、恋に落ちるシーンがあったんで、どうなるんだろうってドキドキと不安がありました。そういうお芝居をしたことがなかったですし、そもそも女性と2人っきりでお芝居をするという経験が今までなかったので。実際にやってみたらいつも通りで、女性だからと何かが変わるわけではありませんでしたが、始まる前は、かなりドキドキしていました。

-お二人とも、ペアダンスシーンもありましたね。

北園 ありましたね。「寒いなぁ」って言いながら撮りました(笑)。

崎山 僕は社交ダンスのような男性がリードしなければならないダンスだったので、どうやってリードしたらいいのかは悩みました。撮影前に、『Shall We Dance?』という映画を見て勉強したりもしました(笑)。

北園 僕たちは、完全にノリでした。明るくなっていくことを表すシーンで使われるダンスだったので、そのときのノリで明るく、寒いことすらテンションに変えて踊りました(笑)。

-撮影で印象に残っているシーンは?

崎山 ミュージカル俳優になるために、よく分からない練習をするシーンですね。その練習というのが、独特すぎて本当に謎で(笑)。

-「ご無沙汰しています」というせりふを何度も繰り返すシーンもありましたが、あれはアドリブですか。

崎山 アドリブです(笑)。そのうちに、監督からも「もっとエロく」とか「もっと深く」っていう指示があったので、それに答えていたらどんどんシーンが長くなっていきました(笑)。

北園 僕は、段ボールの矢が突き刺さるシーン。矢の角度も調整しつつ、せりふの言い方も何回も変えて、何回もやり直しましたね(笑)。意外と大変でした。

-ご自身の演じた役と似ているところは?

崎山 意外と暗い、根暗なところは似ていますね。それから、ダビドはとりあえず仕事をしてお金をもらって、どっちつかずで生きていても、心の中には青い炎のような思いを持っている人間だと思いますが、僕もそういったところがあるので、似ているのかなとは思います。

北園 ハリは、自分のテンションやコンディションよりも周りに合わせるタイプなので、そういうところは似ているかなと思います。でも、僕も普段、一人でいるときは、だいぶ暗いですよ(笑)。

崎山 あはは、そんなもんだよね(笑)。

北園 役者は根暗が多いよね。人と過ごしていない時間は、結構、みんな暗いんですよ(笑)。

崎山 キラキラしている世界だと思われるけど、普段はそんなことはない(笑)。

 
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