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一方、制作統括を務める落合将氏は、劇中での家康の立ち位置を、「聡明で孤独な幼い竹千代は成長し、桶狭間の年(1560年)、今川方の青年武将として、先鋒に駆り出されます。戦うのは、のちに同盟を組む織田信長。この合戦で今川義元が敗れたことにより、家康の運命も大きく変わっていきます」と説明する。
風間については「風間さん扮(ふん)する家康は、その登場時から自分の意思が通用しない世界で自分にできることは何か、懸命に探そうとします。そのどうしようもなさや、悲しさをたたえた人物像を、確かな演技力で、巧みに演じてくれています」と称賛する。
最後に、中盤を迎えていよいよ役者がそろってきた物語について、「長谷川(博己)さんの光秀、染谷(将太)さんの信長、佐々木(蔵之介)さんの秀吉、そして風間さんの家康が、どう天下を動かしていくのか、“麒麟”を呼んでいくのか…。まだ4人がそろうシーンの撮影はこれからですが、今から楽しみでなりません」と期待を寄せた。
(取材・文/井上健一)
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