エンターテインメント・ウェブマガジン
高杉 原作は文字だけなので、映画になったことで、より身近に感じられるんじゃないでしょうか。原作の大事な部分はきちんと掘り下げて、分かりやすく映像で説明しているので、置いてきぼりを食うこともありませんし。キャラクターも濃い人ばかりなので、原作を知っていても、知らなくても、映画として違和感なく楽しめると思います。
岸井 すごく受け入れやすい形になっています。キャラクターと言えば、ヤマダ役の町田啓太さんも、今まではスマートでクールなイメージだったのに、完全に掘削オタクになり切っていて…。専門用語だらけのせりふも、ものすごいスピードで一気にしゃべるんです。知識が自分の中で整理できていないと言いにくいはずなので、びっくりしました。あれはすごかったです。
高杉 僕らが分からないことを聞くと、すごく楽しそうに教えてくれるんです。だから、「知ってほしい」という気持ちが、ものすごく伝わってくる。それって、好きじゃないと絶対にできないことなので、カッコいいな…と。僕らが演じることで、この作品の中にそういうものを生み出せたら…と気合が入りました。
岸井 アサガワさんのモデルになった方がずっと現場にいてくださったので、いろんな話を聞かせてもらいました。皆さん、普通の業務をしてからファンタジー営業部の活動をしていたそうなんです。仕事とは別に、好きなことに取り組んでいるのは、すごくすてきだなぁ…と。前田建設の他の施設にお邪魔させてもらったときも、それをすごく感じました。皆さん誇りを持って、本当に楽しそうに仕事をしている。私もそんなふうに仕事に向き合っていきたいと思いました。
(取材・文・写真/井上健一)
映画2025年9月1日
『蔵のある街』(8月22日公開) 岡山県倉敷市に住む高校生の蒼(山時聡真)と祈一(櫻井健人)と紅子(中島瑠菜)は、小学校からの幼なじみ。ある日、蒼と祈一は、紅子の兄で自閉スペクトラム症のきょんくん(堀家一希)が神社の大木に登って叫んでいる … 続きを読む
ドラマ2025年8月31日
-主演の横浜流星さんとは同世代ですが、ご一緒した感想はいかがでしたか。 横浜さんは昨年末、僕が初出場したNHK紅白歌合戦の審査員を務めてくださり、その2カ月後には成田山新勝寺で行われた節分の豆まきでもご一緒しました。今回が3度目の対面とい … 続きを読む
映画2025年8月29日
-今回は、実年齢より年上の役で年上の吉岡里帆さんの先輩役でもありましたが難しかったですか。 水上 難しかったです。30代の工藤は単純に今の自分を老けさせればいいという話でもなく、精神的な部分で年上の人間として、令子がほれるような人間像を作っ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月28日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼講談は落ちない 「今日の話はオ … 続きを読む
映画2025年8月26日
-同年代の共演者とはアドリブでやり取りをしたこともありましたか。 奏介がテルオたちと大きなオブジェを作るシーンがあって、映画のスピードはずっとゆっくりなのに、あのシーンだけ会話のスピードが速くなるんです。そこで結構アドリブを入れたんですけ … 続きを読む