エンターテインメント・ウェブマガジン
土村 本当に楽しかったです。こんなに無防備にはしゃいだ現場は、初めてかも…というぐらい。時々 人見知りの部分が出てしまうこともあるのですが、今回はストーリーとは真逆で、ずっと笑っていられました。きっと、そういう監督の人柄に引かれてスタッフや俳優が集まってくるんだろうな…と。今思えば、そこで明るい自分を出し切ることができたから、スムーズに浮世として本番に入れたのかもしれません。
深田 スイッチの切り替えは早かったですよね。本番になると、スッと浮世になってくれるから、「俳優さんはすごいな」と思って。
深田 原作を読んだとき、これは映画じゃなくて、連ドラ向きだと思ったんです。映画にすると、原作の面白いところをだいぶカットしなければいけないし、物語がどんどん連なっていく感じは、連続ドラマの方が合うんじゃないかと。雰囲気が普通のテレビドラマとは違うとも言われますが、僕は普段と同じことをしているつもりですし、海外でも映画監督がテレビドラマを手掛けるのはよくありますよね。僕も昔、ラース・フォン・トリアーの「キングダム」(94~97)というホラーシリーズを名画座で一気見して、すごく面白かった記憶があります。そういう映画ならではの「映像の魅力」みたいなものを、このドラマを通じて感じてもらえたらうれしいです。
土村 知り合いからは、「本当に起きている出来事を傍観しているような感覚」という感想をたくさんもらいました。そういうドラマを深田監督が作ったことには意味があるし、出演させていただけたこともすごくラッキーだと思っています。ぜひご覧いただけたらうれしいです。
(取材・文・写真/井上健一)
「本気のしるし」は、メ~テレ(毎週月曜深夜0時54分~)、テレビ神奈川(毎週水曜午後11時~)で放送中の他、TVer、GYAO!で第1話から最新話まで見逃し一挙配信中。
映画2025年8月15日
-ネプトゥーヌス国王役の三宅さんはいかがでしょうか。人魚という設定の上に、娘と接するときと、それ以外では雰囲気がだいぶ違いますが。 三宅 ネプトゥーヌス国王は、「屈強で、威厳があり、でも娘に甘い」。最初にその3つのファクターを大事に、と伺い … 続きを読む
映画2025年8月14日
-リアム・ヘムズワースとラッセル・クロウを演出してみていかがでした。 2人とも自分が演じるキャラクターを見いだすための努力を惜しまず、そのキャラクターの中にある真実や誠実さを見つけてくれます。さらにそのキャラクターにエンタメ性や楽しさも持 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月14日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼みなさん、こんにちは 日本の伝 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月11日
-本作はドラマ制作の現場が舞台の物語で、いとうさんはドラマ主演俳優の癖のあるマネジャー役です。 いとう 役者さんのマネジャーさんについて正直知らないこともありますが、ある意味役者をよく見せたい、役者の魅力を伝えたいという芯は想像できます。た … 続きを読む
映画2025年8月10日
また、ジョン・ウィリアムズ作曲のオリジナルテーマ曲の流用は、先に公開された『スーパーマン』同様絶大な効果があり、恐怖とユーモアの同居は、スピルバーグが得意とする演出法だ。 また、「以前から、フィルムで撮影し、自然な映画的な質感を表現した … 続きを読む