【インタビュー】映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ジェイコブ・バタロン「ネッドを演じる上で大切にしていることは、ピーターとの関係を一番に思っているというところ」 

2019年12月3日 / 12:00

 『アベンジャーズ』シリーズのサノスとの最終決戦から8カ月後の世界を描いた『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』。本作でトム・ホランド演じるピーター・パーカーの同級生で、親友のネッドを演じているジェイコブ・バタロンに、世界中で人気のある作品で重要な役を射止めた当時の話や、撮影中の話、ネッド役への思いを聞いた。

ジェイコブ・バタロン

-俳優を志したきっかけを教えてください。

 まず、貧しい生活は嫌だと思いました。自立をしてちゃんと仕事をやろうという気になった。けれども、ハワイにいても何もチャンスが回ってこなくて、ここから出なくちゃという気持ちになりました。

-ネッドとの共通点や演じる上で大切にしていることはありますか。

 すごくハッピーな人間という部分がまず似ています。マニアだというところも似ているけど、僕は彼ほど頭は良くないです(笑)。大切にしていることは、ピーターとの関係を一番に思っているというところ。ネッドは、ピーターにとってベストなことをいつも望んでいます。ガールフレンドがいてもやっぱり彼を助けたい、守りたいという気持ちを大切にしています。

-『スパイダーマン』でピーター・パーカーの親友役を射止めたときの話を聞かせてください。

 当時ドラマスクールに通っていて、自分でオーディションテープを作ってトム(・ホランド)と一緒にスクリーンテストを受けました。全部で3カ月ぐらいかかりました。大きなプロジェクトもそうですが、全てが秘密裏に進むというのは初めての体験でした。でも、最終的に全てがうまくいって、大役を射止めて今ここにいる。それが素晴らしいと思っています。

-全てが秘密ということでしたが、どうやってオーディションを見つけたのでしょうか。

 サラ・フィン(MCUのキャスティングディレクター)が、誰でも受けられるオーディションを開いていたことを僕のマネジャーが聞きつけて、出てみようってことになりました。けれども、その当時は題名のないマーベルのプロジェクトとしか聞いていなかったし、役名もストーリーも、全部うそでした!

-『スパイダーマン』に出演することが決まったとき、まず誰に報告をしましたか。

 キャストが決まったとき、まだ何も言ってはいけませんでした。でも、義理の兄には話しました。彼は軍人で口が固いから。でも、家族には言ってはいけないと思いました。口が軽いから(笑)。アトランタで撮影していたときに、パパラッチに写真を撮られて「こいつは誰だ?」「エキストラじゃないか?」なんて言われたりもしました。そうやって僕の顔が出るようになったんです。

-情報を秘密にするのは大変ですか。

 クビになるか、秘密を守るかで言ったら絶対に秘密を守ります。仕事がしたいですから(笑)。

-共演者のうちの一人(トム)は秘密を話してしまうということで話題になりましたが。

 彼はとてもおしゃべりです。「もうやめて!」っていうぐらい。でも、彼はそういう雰囲気には気付いていないみたい。

-ゼンデイヤがインタビューで「トムとジェイコブはアドリブが多くて台本のどの部分を演じているのか分からなくなる」と言っていましたが。

 トムと僕はせりふを覚えていられないんです。他のキャストたちは完璧に覚えてきている。レミー・ハイは、撮影当日にモノローグを与えられてすごくプレッシャーを感じていたみたい。僕は、『スパイダーマン』の撮影中はリラックスし過ぎてしまうから、彼を見習わなければいけませんね(笑)。

-リラックスし過ぎて失敗してしまったことはありますか。

 (トムと)2人でアドリブをやっていると、大抵のことはうまくいくから失敗はありません。せりふを自分たちの言葉に変えて言っています。台本通りに言うとうそっぽく聞こえてしまうから、言葉を変えるとリアルに聞こえるんです。

-本作はヨーロッパで撮影をしていましたが、ロケの空いた時間に訪れた場所で印象に残った場所はありますか。

 観光名所ではなく、地元の人たちが行くような場所や、若い人たちが集まるような楽しい場所によく行きました。

-本作で2本目となるジョン・ワッツ監督との仕事はいかがですか。

 大好きです。すごく楽しい人で、大人のくせにすごく子どもっぽいんです。でも、頭がキレる人だし、常に新しいことを考えている。彼の考え方がどう動くのかを見るのがとても楽しいです。

-ワッツ監督が「もう一度!」と言うと、お金を入れなければならない入れ物があるということを聞いたことがありますが、本当でしょうか。

 そう! ジョンは「ラストテイク」って言った後で、50回も撮り直すことがあります。それはトムのスタントの部分でもあって、彼はかなり参っていました(笑)。そのアイデアはトムが考えたんです。「そこまでやりたくない!」ってね(笑)。

 
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