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『アベンジャーズ』シリーズのサノスとの最終決戦から8カ月後の世界を描いた『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』。本作でトム・ホランド演じるピーター・パーカーの同級生で、親友のネッドを演じているジェイコブ・バタロンに、世界中で人気のある作品で重要な役を射止めた当時の話や、撮影中の話、ネッド役への思いを聞いた。
まず、貧しい生活は嫌だと思いました。自立をしてちゃんと仕事をやろうという気になった。けれども、ハワイにいても何もチャンスが回ってこなくて、ここから出なくちゃという気持ちになりました。
すごくハッピーな人間という部分がまず似ています。マニアだというところも似ているけど、僕は彼ほど頭は良くないです(笑)。大切にしていることは、ピーターとの関係を一番に思っているというところ。ネッドは、ピーターにとってベストなことをいつも望んでいます。ガールフレンドがいてもやっぱり彼を助けたい、守りたいという気持ちを大切にしています。
当時ドラマスクールに通っていて、自分でオーディションテープを作ってトム(・ホランド)と一緒にスクリーンテストを受けました。全部で3カ月ぐらいかかりました。大きなプロジェクトもそうですが、全てが秘密裏に進むというのは初めての体験でした。でも、最終的に全てがうまくいって、大役を射止めて今ここにいる。それが素晴らしいと思っています。
サラ・フィン(MCUのキャスティングディレクター)が、誰でも受けられるオーディションを開いていたことを僕のマネジャーが聞きつけて、出てみようってことになりました。けれども、その当時は題名のないマーベルのプロジェクトとしか聞いていなかったし、役名もストーリーも、全部うそでした!
キャストが決まったとき、まだ何も言ってはいけませんでした。でも、義理の兄には話しました。彼は軍人で口が固いから。でも、家族には言ってはいけないと思いました。口が軽いから(笑)。アトランタで撮影していたときに、パパラッチに写真を撮られて「こいつは誰だ?」「エキストラじゃないか?」なんて言われたりもしました。そうやって僕の顔が出るようになったんです。
クビになるか、秘密を守るかで言ったら絶対に秘密を守ります。仕事がしたいですから(笑)。
彼はとてもおしゃべりです。「もうやめて!」っていうぐらい。でも、彼はそういう雰囲気には気付いていないみたい。
トムと僕はせりふを覚えていられないんです。他のキャストたちは完璧に覚えてきている。レミー・ハイは、撮影当日にモノローグを与えられてすごくプレッシャーを感じていたみたい。僕は、『スパイダーマン』の撮影中はリラックスし過ぎてしまうから、彼を見習わなければいけませんね(笑)。
(トムと)2人でアドリブをやっていると、大抵のことはうまくいくから失敗はありません。せりふを自分たちの言葉に変えて言っています。台本通りに言うとうそっぽく聞こえてしまうから、言葉を変えるとリアルに聞こえるんです。
観光名所ではなく、地元の人たちが行くような場所や、若い人たちが集まるような楽しい場所によく行きました。
大好きです。すごく楽しい人で、大人のくせにすごく子どもっぽいんです。でも、頭がキレる人だし、常に新しいことを考えている。彼の考え方がどう動くのかを見るのがとても楽しいです。
そう! ジョンは「ラストテイク」って言った後で、50回も撮り直すことがあります。それはトムのスタントの部分でもあって、彼はかなり参っていました(笑)。そのアイデアはトムが考えたんです。「そこまでやりたくない!」ってね(笑)。
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