【インタビュー】「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」浦井健治「稽古場は女子高!タピ活中です」

2019年8月20日 / 15:40

-浦井さんの言葉の端々から、特にイツァーク役のアヴちゃんに対する強烈な敬意を感じますね。アヴちゃんって謎めいた存在というイメージがあるのですが、実際にはどんな方ですか。

 絶対的な信頼感があります。女王蜂のボーカリストであり、女王蜂の全てをプロデュースしていることもあって、すごくクレバーだし、言葉をたくさん知っている、そして周りのことをしっかり見て、包み込む愛にあふれた人。だからこそ指導力もあって、「みんなで作ろうよ!」という空気を出してくれているんです。カリスマです。

-ちなみに、稽古場の雰囲気はいかがですか。

 ギャルの集まりという感じです。「タピ活」もしているし(笑)、まるで女子高のよう。でも中身は「行くぜ!!」みたいな男前な気迫もあるんです(笑)。

-最後に公演を楽しみにしているお客さまにメッセージを。

 日本で4度目の「ヘドウィグ」が誕生します。何を演じるか、ではなく、自分たちの口から出てくる歌詞やせりふから、生身の魂を舞台上にさらけ出すところを目指します。お客さまにも、何かを感じて持ち帰ってもらえればうれしいです。

(取材・文・撮影=小村咲希)

「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」

 舞台「HEDWIG AND THE ANGRY INCH/ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」は8月31日~9月8日まで、都内・EXシアター六本木で上演、その後、福岡、名古屋、大阪を巡演し、都内・Zepp Tokyoでファイナル公演を行う。

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