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ウォルト・ディズニーが映画化し、アカデミー賞5部門を受賞した映画を原作とした、ミュージカル「メリー・ポピンズ」。現在上演中の日本プロダクションが、5月6日に記念すべき250回公演を迎える。それに先立ち、メリー・ポピンズ役の濱田めぐみと、バート役の大貫勇輔が取材に応じ、本作への思いを語った。

ミュージカル「メリー・ポピンズ」 (C)Disney/CML
本作は、大ヒット映画『メリー・ポピンズ』を原作に、ディズニーと数々のヒットミュージカルを生み出し続ける名プロデューサー、キャメロン・マッキントッシュの手により、2004年にミュージカル化。日本では、2018年に初演、2022年に再演され、今回は3度目の上演となる。
メリーを演じる濱田は、250回公演を迎える心境を聞かれ、「これまでオーディションから数えると足掛け12年、メリー・ポピンズを演じてきました。人生で1番長く演じた役がメリー・ポピンズになるとは思ってもいなかったので、今、驚いています。これまで演じてきたどの役よりも、なじんでいる感があって、自分だけど自分ではないような、同一化している感覚があります」と語る。
一方の大貫も「僕はまだ250回と言われてもピンときていません。でも、確かにオーディションから数えると12年という長い年数、この作品に携わっていますし、(濱田と演じることで)どこか実家に帰ってきたかのような感じがあるんです。それが芝居なのか、自分自身の感情なのか曖昧になる。それほど、この役がフィットしているのだと思うので、そうした体験ができること、そしてこの役、この作品に出会えたことに感謝しています」と思いを述べた。
初演から本作に出演している二人だが、再々演にして新たな変化もあるという。濱田は、「今回、演出がついているところはきっちりと守りつつ、自由に演じる部分とのメリハリを持ちながら自分を解き放ったら、『このメリーさんならば、自分も会ってみたい』と思っていただけるような、身近なメリーになれていると思いました。それが、私がやる意味なのだな、と。振りとして見せていくよりも、心に入り込んで、『どんなことでもできるよ』というメッセージを伝えるべきなのだと強く思っています」と自身の変化についても言及した。
また、大貫も「自分の子どもと接していて、言葉で『大好きだよ』と伝えるよりも、一緒にいる時間を子どもの中に刻んでいくことがすごく大事なのだと思うようになりました。子ども扱いするのではなく、一人の人間として、子どもと同じ目線で、愛情表現を伝えていく。バートもそうした愛情深い人間でありたいですし、マイケルとジェーンを愛してあげられるような芝居をしたいと思います」と話した。
最後に大貫は、「きっとこの先も続いていく作品だと思いますし、そうなってほしいと思っています。続いていくことでその深みが薄れないように、真実の核を見失わずに、この物語でいつまでも表現していきたいと思います。毎公演、奇跡を起こせるように、そして500回を迎えられるように、今回の公演をやり切りたいと思います」と意気込み、濱田は「この作品をこのまま大事に大事に育てて、長く長く上演していけたらと願っています」と思いを寄せて取材を締めくくった。
ミュージカル「メリー・ポピンズ」は、5月9日(土)まで都内・東急シアターオーブ、5月21日(木)〜6月6(土)日に大阪・梅田芸術劇場 メインホールで上演。

ミュージカル「メリー・ポピンズ」 (C)Disney/CML
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