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寺島しのぶとダブル主演のミステリードラマ「ポイズンドーター・ホーリーマザー」(WOWOWで放送中)で、“毒”を抱えた女性役を演じているときも、スタッフから「薄い壁があるんだよね。それを壊したところを見たい」と言われるが、「子どもの頃から周りの目を気にするタイプで、『人に嫌われないように完璧ないい子でいよう』『失敗したくない』と思っているので、自分では思い切りやっているつもりでも、勝手にブレーキがかかっちゃうんです」とやり切れなかったことを告白。
「あとから『失敗してもよかったのに、どうしてやらなかったの?』とも言われましたが、小さい頃から染みついたものを拭いとるのは難しいですよね」と表情をゆがめた。
それ故、同作撮影後も「気づかないうちにブレーキをかけてしまっていたかな?」と不安がよぎったという。しかし、今回は「事前に準備した作りこんだものではなく、等身大のナチュラルな芝居」が必要だったため、「その時々の瞬間を大切に演技ができたと思います」と自信をのぞかせると、オリジナル版とは一味違う「迅くんと私、2人にしか出せない空気感」をアピールした。
それでも「壁を壊して成長したい」と言葉に力を込める足立。だが、自分の欠点を理解しているのだから、あとは勇気を出してフルスロットルでぶつかるのみだ。近い将来、殻を破って今以上に輝く彼女の姿が見られるだろう。
(取材・文・写真/錦怜那)
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