エンターテインメント・ウェブマガジン
人見さんも、みんなと温かく触れ合いたかったんだと思います。私は、共作をするようになってから「誰かに頼ってもいいんだ」ということに気付いたんです。そうしたら、仲間がいる温かさや楽しさみたいなものを感じるようになって…。今回演じている中で、人見さんの人生にもそういうことがあったんだろうな…と思いましたし、私自身も現場の皆さんに対して同じことを感じることができました。だから、この現場に私の居場所を見つけたような気がして、すごく居心地がよかったです。
シマさんと出会っていなかったら、人見さんは自分の魂を生かすことができたかどうか、分かりません。あの出会いによって、金栗さんやトクヨさんとも出会うことができ、皆さんが一つ一つ扉を開いて、「外に飛び出していきなさい」と背中を押してくれた。あの銀メダルは、そういういろいろな出会いがあって、仲間がいたからこそ手にすることができたものなんだ…と。そんなことを改めて感じました。
人見さんは、自分の体と魂を張って、日本を背負って海外に出ていきました。私も、そういう人見さんのような思いを次の世代の子どもたちに伝えるため、魂を燃やしてやっていきたいと思っています。この作品を見ていたら、私と同じことを皆さんが考え、一生懸命やり遂げようとしていたことに気付き、とてもシンパシーを感じました。
今回は、とてもいい経験をさせていただきました。ただ、世の中には素晴らしいお芝居をされるプロフェッショナルな女優さんがたくさんいらっしゃいます。だから私は、自分が共鳴でき、私の魂を燃やす意味があり、自分の体と心を通して何かを伝えられると感じる役と出会えたとき、また挑戦してみたいです。今回の人見絹枝さんは、まさにそういう役でした。
(取材・文/井上健一)
2026年9月29日
K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む
映画2026年9月29日
-おばあちゃん役の風吹ジュンさんとの印象に残ったエピソードがあれば。 とても面倒見のいい方で、何か聞いたら何でも返してくれるし、気を使ってくださいました。本当は僕が気を使わなければいけないのに、風吹さんの方から、「大丈夫よ。頑張ろうね」っ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年9月29日
向井理が主演するM&Oplaysプロデュース「ブランク」が、10月3日から開幕する。本作は、2023年に本多劇場で上演した「リムジン」に続き、向井と倉持裕が再びタッグを組んで贈る新作公演。ある弁護士事務所を舞台に、そこで繰り広げら … 続きを読む
ドラマ2026年9月28日
-そんな珠の父・清治は、現代ではありえないほど娘に厳しく接しますね。 厳しい父親の話は、宇野千代さんの著書にも書かれていることです。現代の視点で見るとつらい話ではありますが、当時の家父長制の下では、ああいう側面があったことは事実です。ただ … 続きを読む
ドラマ2026年9月26日
-劇中では、渡部篤郎さん演じる珠の父・清治が強烈な存在感を放っています。珠と清治の関係も物語の重要なカギになりそうですが、2人の関係をどのように捉えていますか。 実際のお父様は、宇野千代さんが「ドストエフスキーの小説に出てくる狂人のよ … 続きを読む