【インタビュー】『アラジン』中村倫也「大人になったから納得するようなせりふも数々ある」 木下晴香「年齢を重ねることで魅力を感じるところが変わっていく」

2019年6月17日 / 18:30

-本作では、アラジンとジャスミンの運命の出会いが印象的ですが、お二人は運命の出会いに憧れはありますか。運命を信じますか。

木下 もし、この人だと思う人が現れたらと思うとすごくドキドキしますし、1回はそういった経験もしてみたいなって思います。舞台ではそういう出会いのシーンを演じたことはあるんですが、(運命の出会いをしたら)天にも昇る気持ちということは役を通して経験したので、すてきなものだとは思います。

中村 僕は、まだ起こっていないことを、運命だと信じることはないです。ただ、過ぎ去ったことを振り返ったときに、もしかしたらあれは必然だったのかなって思うことはあるかもしれない。何事も努力して勝ち取っていくものだと思っているので、そうして勝ち取ったものが運命と呼べたらすてきだなと思います。

-男性から見ると、劇中のアラジンとジャスミンの“運命の出会い”はどう感じますか。

中村 僕は(性格が)ひねくれていますし(笑)、作る側の人間なので、一般的な男性と見方が違うかもしれませんが…、“運命”ということであれば、例えばこうして取材を受けて話していることも一つの出会いだと思いますし、街ですれ違うことも一つの出会いだと思います。そこから、恋愛関係になったり、師弟関係になったり、仕事のパートナーになったりと、関係が深まったり、変化していって初めて“運命”だと思うので、大事なのは関係がどう変わるか。アラジンとジャスミンも、偶然出会って、アラジンがジャスミンを助けて一緒に逃げて、話をしてみたら意見があって、という積み重ねが大事だったんだと思います。

(取材・文・写真/嶋田真己)

(C)2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

蓮佛美沙子&溝端淳平「カップルや夫婦が“愛の形”を見直すきっかけになれたら」 グアムで撮影した新ドラマ「私があなたといる理由」【インタビュー】

ドラマ2025年7月1日

 ドラマ「私があなたといる理由~グアムを訪れた3組の男女の1週間~」が、7月1日からテレ東系で放送がスタートする。本作は、グアムを訪れた世代が違う男女3組のとある1週間を描いた物語。30代の夫婦(蓮佛美沙子、溝端淳平)、20代の大学生カップ … 続きを読む

風間俊介「横浜流星くんと談笑する機会が増えてきたことが嬉しい」蔦重と和解した鶴屋喜右衛門役への思い【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年6月29日

-それが変わってきたということでしょうか。  物事は、ある程度加速がつき、歯車がスムーズに回り始めれば、少ないエネルギーで進んでいくようになりますが、スタートするときは膨大なエネルギーが必要です。この作品もそういう過程を経て、ようやく彼が笑 … 続きを読む

栗田貫一「今回はルパンたちが謎の世界に迷い込んで謎の敵と戦って、しかも前に倒した連中もよみがえってくるみたいな感じです」『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』【インタビュー】

映画2025年6月27日

-30年間やってきて、栗田さんなりのルパンに対する思いや魅力について。また栗田さんにとってルパンとはどういう存在でしょうか。  やっぱりルパン三世の声は、パート2や『ルパン三世 カリオストロの城』(79)の頃の、山田さんが一番元気だった頃の … 続きを読む

光石研、大倉孝二「ちょっと重いけれどちゃんとエンターテインメントになっていると思います」『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』【インタビュー】

映画2025年6月27日

-三池崇史監督の演出や映画に対する姿勢についてはどう感じましたか。 大倉 あまり無駄なことはおっしゃらないです。すごく明確な演出をなさいます。僕の場合は、校長と薮下先生との間に挟まれているという、スタンスにちょっとよどみがあったのかもしれな … 続きを読む

【週末映画コラム】『トップガン マーヴェリック』と兄弟のような『F1(R)/エフワン』/過酷な救急医療現場にリアルに迫った『アスファルト・シティ』

映画2025年6月27日

『アスファルト・シティ』(6月27日公開)  犯罪と暴力が横行するニューヨークのハーレム。クロス(タイ・シェリダン)は医学部への入学を目指し勉学に励む一方で救急救命隊員として働き始める。  ベテラン隊員のラット(ショーン・ペン)とバディを組 … 続きを読む

Willfriends

page top