エンターテインメント・ウェブマガジン
ドラマは必要なところを(編集などで)切り取ってくれますが、舞台は自分で(観客に)見せないと伝わらない。前回、いのうえさんにたくさんご指導いただいて、そういった伝える力が自分に足りないと実感しました。ドラマや映像だと、細かい表情を意識して演じることが多かったんですが、舞台ではそこにどれだけの気持ちがあっても、それは伝わらない。全身を使ってどう表現するのかが大事なんだと思いました。
全然違いました。映像だと、例えば刀を使うにしても、全部たたんでいくんです。狭い空間でもできるように。でも、舞台は大きく見せるから、剣も思い切り振り回しますし、立ち回りの間合いも違いました。舞台の方が、より動かないといけなくて、難しく感じました。
そうですね。体力もかなり必要でした(笑)。それも自分の中で課題の一つでした。今は、(『けむりの軍団』の公演に向けて)走ったりして体力をつけています。
そうは思いますが…でも、「きつい」と思いながらやるのは嫌なので、今から体力をつけて、楽しむまでいけたらいいなと思っています。
上品なお姫様ではなく、おてんばでアクティブで、勝気な女の子というイメージで演じたいと思っています。この時代になかなか嫁ぎ先のお城を飛び出すなんてできないと思うので、きっと芯が強く、エネルギッシュな女の子なんだと思います。なので、そういった要素をなくさず、元気に演じたいです。
今回も新感線らしい立ち回りや歌や踊りなど、「これぞ新感線」というものがたくさん入った作品になると思います。劇団員の方もほとんどが勢ぞろいする特別な作品だと思っているので、多くの方に見ていただきたいと思っています。
(取材・文・写真/嶋田真己)
2019年劇団☆新感線 39興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎《亞》alternative『けむりの軍団』は、7月15日〜8月24日、都内・TBS赤坂ACTシアターほか、福岡、大阪で上演。
映画2025年12月5日
-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。 功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月4日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
-雰囲気のいい現場だったようですね。 中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
―確かにその通りですね(笑)。 ただ、大半は史実通りですが、(小田)新之助(井之脇海)とふく(=うつせみ/小野花梨)ととよ坊の一家、序盤に登場した蔦重の恩人の花魁・朝顔(愛希れいか)など、一部に私が創作したオリジナルキャラもいます。と … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月30日
今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む