エンターテインメント・ウェブマガジン
演劇、ミュージカルの世界における世界最高峰のトニー賞。第73回となる今年度の授賞式が6月10日(日本時間)に開催される。WOWOWではこの様子を生中継で放送。番組のナビゲーターは、昨年に続き井上芳雄が務める。井上といえば、「ミュージカル界のプリンス」とも呼ばれ、日本のミュージカルシーンを引っ張る俳優の一人だ。そして、同番組には6年連続で出演し、番組の顔ともなっている。今回、そんな井上にトニー賞の楽しみ方、そしてスペシャル・ゲストとして番組に出演する堂本光一について聞いた。
ミュージカルは、物語の中に歌と踊りが入っているのが特徴です。物語だけ見ても、素晴らしい作品がたくさんあり、さらにそこに歌とダンスが加わるので、間口が広いジャンルだと思います。例えば、言葉が分からなくても、楽しさやうれしさ、悲しみが歌やダンスを通して伝わってくるので、幅広い方に楽しんでいただけると思います。
僕は小学校4年生ぐらいのときにミュージカルと出会ってから、興味の第一がずっとミュージカルなんです。ミュージカルはブロードウェーで生まれたものなので、その生まれた場所でどんなものが最新なのかということに、興味が尽きないんです。それを知ることができる重要なショーがトニー賞なんです。毎年、よくこんなに新しい作品が生まれるなというぐらい、驚きの作品がノミネートされるので、とても刺激を受けますし、自分ももっと頑張らなきゃいけないなとも思います。過去にトニー賞で数々の賞を取った作品には、映画化もされた「レ・ミゼラブル」やディズニーの舞台化作品もありますので、きっとこれからも、皆さんの目に留まる作品がここから生まれてくると思います。知名度はアカデミー賞にかないませんが、それでも少しずつ認知されていると思いますし、僕は注目し続けている賞です。
毎年、ゲストの方に来ていただいているんですが、今年は、堂本光一くんが来てくださいます。光一くんとは(同番組の取材および「トニー賞直前SP 2019~僕たちのブロードウェイ物語~」収録のため)一緒にニューヨークにも行きました。当日も一緒に賞の行方を見守ってくれます。光一くんが参加してくれることで、さらに番組に広がりもできると思うので、楽しみしかないです。もちろん、どの作品が受賞するのかというワクワクやドキドキもあります。
昨年、ミュージカル「ナイツ・テイル-騎士物語-」という作品でご一緒してから、公私ともども仲良くさせていただいているんですが、とはいえ、海外に1週間一緒に行くというのは初めてだったので、とにかく楽しみでした! 実際に、すごく楽しかったです。日本では、お互いの作品を見に行くことはあっても、一緒に観劇することはほとんどないので、一緒に観劇できたこともすごく面白かったです。毎晩、見終わったら、お酒を飲んで、感想を言い合っていたんです。別々の作品を見た日もあったので、光一くんが見た作品の感想を聞いたり、僕が見た作品について話したりしました。
その中で、光一くんは舞台裏のことにもすごく興味を示しているなと思いました。光一くんは、「SHOCK」で演出もしているからかもしれませんが、「この装置はどこにしまってあるんだろう」とか、「バトン(舞台セットをつるして昇降させるパイプ)が何本ある」とか、そんなことも話していました。正直、僕は役者さんや彼らの歌い方には興味があるけど、舞台裏のことにはあまり興味がなくて(笑)。光一くんはそういうところも含めて楽しんでいるんだなっていうのは感じました。
今年は超目玉作品はないですが、拮抗している作品がたくさんあって、どれが賞を取るか分からないという雰囲気があります。それから、すごく多様性が進んでいることを感じました。もちろん、ニューヨークの街自体、もともと多様性の嵐なんでしょうが、僕が観劇した作品は、ほとんどのヒロインが白人ではなかったし、徹底して多様性を追求している作品が多いように思いました。レズビアンの高校生が主役の「ザ・プロム」という作品がノミネートされていますが、そういうLGBTQをテーマにした作品も当たり前のようにあります。多様性のある街で、いろいろな人がいて、いろいろな問題がある中で、どうにか融合して生きていくという、今の時代を表している気がします。
舞台・ミュージカル2026年5月27日
芳根京子と渡辺翔太がダブル主演を務める、Bunkamura Production 2026/DISCOVER WORLD THEATRE vol.16「ウェンディ&ピーターパン」が、6月12日から上演される。本作は、世界的名作「ピーターパ … 続きを読む
映画2026年5月22日
その男が右手で触れた瞬間、相手は消え、死が訪れる。世にも奇妙な凶器なき犯行と謎に包まれた動機とは…。俳優だけでなく、脚本家、映画監督としても活躍する佐藤二朗が、初めて漫画原作を手がけたサイコバイオレンスを、自らの主演・脚本、城定秀夫監督で … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年5月22日
宮野真守と神山智洋(WEST.)が出演する、2026年劇団☆新感線46周年興行・夏公演 SHINKANSEN☆RSP 怪奇骨董音楽劇「アケチコ!~蒸気の黒ダイヤ、あるいは狂気の島~」が、6月12日から上演される。本作は、脚本に劇作家の福原 … 続きを読む
ドラマ2026年5月21日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=羽柴秀吉/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。5月17日に放送された第19回「過去か … 続きを読む
映画2026年5月21日
推理力に覚えのある解答者たちが、国民的な人気を誇る推理ショーを舞台に、頭脳戦を繰り広げるさまを描いた深水黎一郎の同名小説を、堤幸彦監督が映画化した『ミステリー・アリーナ』が、5月22日から全国公開される。本作でクレージーな天才司会者・樺山 … 続きを読む