エンターテインメント・ウェブマガジン
1992年に公開されて以来、世代を越えて愛されているアニメーション映画『アラジン』が実写映画として6月7日に公開された。アニメーション版に続いて魔人ジーニーの声を吹き替えた山寺宏一に、作品の魅力やジーニー役に懸けた思いなどを聞いた。
やっときた!と思いました(笑)。実写版のジーニーがウィル・スミスになったというニュースがきても、なかなか話を頂けなかったので、「(吹き替えは)違うのか…」ってドキドキしていました。こんなにも他の人に絶対取られたくないと思う作品は『アラジン』だけかもしれません。「10年後だったら無理かもしれないけれど、今ならできる!」と心の中で思ってもいました。発表がもう少し遅かったら、ディズニーの関係者の所へ押し掛けるか、オーディションがあれば受けにいくところでした(笑)。
自分が役を作るというよりもあくまで「ウィルが演じたジーニー」を吹き替えるので、ウィルの演技を見て、作品の世界観を感じて、自分の役割を理解して演じることです。僕がいつも吹き替えで目指しているのは「もし、演じる俳優が日本語ペラペラだったらこんな感じ」なんです。
そうですね。「誰が」というよりも「どういう役でどう演技をしているのか」が全てなので、言い回しで計算するのではなく、俳優の芝居をくみ取るというか、感じ取ることが仕事だと思っています。作品やオリジナルのキャストたちが素晴らしければ素晴らしいほど、われわれ(吹き替えキャスト)の責任は重大だなと思っています。
あふれ出る人柄の良さです。紳士的で常に笑顔で目を見て話してくれて、イベントのバックヤードでも常に笑顔なのでびっくりしました。僕なんて疲れるとだらけてしまうので(笑)。そういう器の大きさや、ちゃめっ気がジーニーに通じているのかなって思いました。
「フレンド・ライク・ミー」です。毎年ディズニーのコンサートで歌わせてもらっていますし、この曲ほど周りから褒められた曲はないので思い入れがあります。よく聞かないと分からないかもしれませんが、実は今回はいろいろな声を重ね録りしているんです。最初に資料をもらったときに「何だこれは!?」と思いました(笑)。
プリンス・アリたちが行進しているシーンです。まさに圧巻。ウィルに聞いてみたら、やはりこのシーンがお気に入りらしいです。
舞台・ミュージカル2025年12月29日
映画『うちの弟どもがすみません』やドラマ『リベンジ・スパイ』など、数々の映画やドラマ、舞台で活躍する織山尚大の3年ぶりの主演舞台となる「エクウス」が1月29日から上演される。本作は、実際に起きた事件を基に描かれた、ピーター・シェーファーに … 続きを読む
映画2025年12月28日
今回は、筆者の独断と偏見による「2025年公開映画ベストテン」を発表し、今年を締めくくりたいと思う。 【外国映画】 2025年公開の外国映画を振り返った時に、今年の米アカデミー賞での受賞作は最近の映画界の傾向を象徴するようで興味深いもの … 続きを読む
ドラマ2025年12月26日
今年のヒットドラマ、Netflixシリーズ「おつかれさま」。子どもから親へと成長していく女性の人生とその家族を描き、幅広い世代から支持され大きな話題を呼んだ。IU(アイユー)との二人一役で主人公エスンを演じたムン・ソリに、ドラマの振り返り … 続きを読む
映画2025年12月24日
脚本家としても著名な荒井晴彦監督が、『花腐し』(23)に続いて綾野剛を主演に迎え、作家・吉行淳之介の同名小説を映画化した『星と月は天の穴』が12月19日から全国公開された。過去の恋愛経験から女性を愛することを恐れながらも愛されたい願望をこ … 続きを読む
映画2025年12月23日
2014年1月にスタートしたテレビ朝日系列の大ヒットドラマ「緊急取調室」。たたき上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称:キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一 … 続きを読む