エンターテインメント・ウェブマガジン
今回は、被災地で生活している人たちの物語になっています。この10年で、被災地という言葉が、残念ながら身近になっている印象があります。今の時代においては、被災地もある意味日常で、そこに住んでいる方たちは、例えば仮設住宅で暮らすことが日常になってきているのかもしれない。そして、そこでは、全員が品行方正に生きているかというと、人間である以上、必ずしもそうではないと思いますし、何があっても生きていかなければならない。そこで生きていく人たちを描く物語になると思うので、今までの赤堀さんワールドを継承した作品になると思います。
田中さんは、とにかく真面目で、お芝居に対しても手が抜けない人だと思います。うそが言えず、つねに全力。新感線のときも、慣れない立ち回りに苦労しながら頑張っているのを見て、刺激を受けました。やはり、舞台の稽古という密な時間を一緒に過ごしてきた人には信頼感が持てます。
今回は、前回とは違って割とストレートな恋人役ではあるのですが…でも、田中さんは設定がまた複雑になると思うので、それはそれで大変だと思いますし、髑髏城とは違ったお芝居を見てもらえると思います。ほかにも大倉(孝二)さんや秋山(菜津子)さんとか、舞台では共演したことがない方も多いので楽しみですね。大倉さんや秋山さんは、僕の中では圧倒的に「舞台人」なんですよ。形容できないぐらい尊敬しています。映像ではご一緒しましたが、舞台でしか見えない顔が見られるんじゃないかと楽しみにしています。
舞台の稽古場って、裸でいるようなものなので、どこで悩んで、どこでドッキングしているのか全部見えてしまうんですよ。大倉さんや秋山さんのそういう姿を今まで見たことがないので、稽古場でどうされているのか今から楽しみです。今回も、自分にとって大変な作品になるとは思いますが、出演するからには、いろいろなことを吸収したいですし、大変なことをどう乗り越えていくのかということにやりがいを感じていきたいと思っています。
(取材・文・写真/嶋田真己)
舞台「美しく青く」は、7月11日~28日、都内・Bunkamuraシアターコクーン、8月1日~3日、大阪・森ノ宮ピロティホールで上演。東京公演のチケットは5月19日発売。
公式サイト www.bunkamura.co.jp
映画2025年12月17日
-実際に福士さんと共演してみていかがでしたか。 とてもすてきな方で、待ち時間にちょっとお話できたんですけど、すごく温厚な方でした。お芝居に関してはすごく真面目でストイックで、「このせりふはこうやって言ってみるのもありかも」というような優し … 続きを読む
ドラマ2025年12月15日
-ご自宅でも絵の練習をされたそうですね。 台本が来るたびに絵を担当するチームとの打ち合わせがあり、練習用の絵が並んだ計算ドリルのようなプリントを数十枚いただくので、それを自宅に持ち帰り、宿題のように繰り返し描いて練習していました。 -歌麿 … 続きを読む
ドラマ2025年12月14日
-治済役が大きな話題となった生田さんについて、撮影を通じて感じた俳優としての魅力を教えてください。 生田さんで印象に残っているのが、何事にも動じないことです。常に泰然自若として、変なクセを出さない。ある意味、視聴者に想像させるようなキャラ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月13日
稲垣吾郎が、2026年2月7日から開幕するPARCO PRODUCE 2026「プレゼント・ラフター」で傑作ラブコメディーに挑む。本作は、劇作、俳優、作詞、作曲、映画監督と多彩な才能を発揮したマルチアーティスト、ノエル・カワードによるラブ … 続きを読む
映画2025年12月12日
-パーシーのように、与えられた仕事を楽しくやるコツがあれば教えください。 仕事があることが幸せ。シンプルにそういう意識を持ってやっています。僕もミュージシャンを目指していろいろとやっていましたが、思うようにいかなくて。でも、音楽に対する情 … 続きを読む