エンターテインメント・ウェブマガジン
幾江は今のところ、あくまでもスヤが一番で、オリンピックも四三もどうでもいい、という人です。そこから徐々に、四三の一生懸命さを認めて、息子として愛するようになっていきます。その過程をぜひ見ていただきたいです。最終的には、四三と心を通わせるような場面も出てきます。ただ、普段から私が勘九郎くんの家に遊びに行ったりして、親子のような感じで接しているので、改めて2人でそういう場面を演じるのは不思議な気分でした(笑)。
当時はオリンピックの見方も、今とは全く違います。後々、女子の水泳の試合をラジオで聞くような場面も出てきますが、幾江さんは相手の外国人選手の名前を聞いて、男と戦っているのかと勘違いしてしまいます。それぐらい、世の中にはオリンピックが知られていませんでした。その上、今はテレビの衛星中継で競技の様子がすべて分かりますが、当時はラジオだけ。それでも、「たいしたものだ。水の音まで聞こえる」というせりふがあるぐらい画期的なことでした。それを必死に応援する四三を見て、「こいつはこんなところで頑張っていたのか」と幾江は理解していく…。そういうことが分かったのは、面白かったですね。
「こうでなければいけない」と思わせてくれるものがあります。私自身も、今までお芝居に対してはそういう気持ちを持って生きてきました。一生懸命やらなければ、何も見えてきません。だから、一生懸命というのは、とても大事なこと。そういう姿勢は、必ず人に伝わるはずですから。
(取材・文/井上健一)
舞台・ミュージカル2024年11月20日
-なるほど。では、公演が12月ということで、2024年の振り返りをお願いします。 今年は自分で掲げた目標に対しての成果も感じることができたので、充実した1年でした。これまではどこかで「やらされている」という感覚があって、自分の意志でできた … 続きを読む
ドラマ2024年11月17日
Q:合格に向けて、どのように勉強されたか教えてください。 早川 中3の2月に、予備試験を目指すぞって決めてからは、興味の赴くままがむしゃらに勉強してました。平日は、学校から帰ってきて、先ほどお話しした「伊藤塾」のオンライン授業を夜10時 … 続きを読む
映画2024年11月15日
-お2人は今回初共演となりますが、現場での様子はいかがでしたか。 八村 「シェアハウス対ユウ」という構図がある中で、共演者の方々とどういう距離感で接すればいいのか、だいぶ悩みました。でも僕は、役のために距離を取ったりすることが苦手なんです。 … 続きを読む
ドラマ2024年11月15日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。11月10日に放送された第四十三回「輝きののちに」では、三条天皇(木村達成)の譲位問題を軸に、さまざまな人間模様が繰り広げられた。 病を患い、視力と聴力が衰えた三条天皇に、「お目も見えず、お耳 … 続きを読む
映画2024年11月15日
-息子役のポール・メスカルやデンゼル・ワシントン、ペドロ・パスカルら共演者の印象は? キャスティングを見たら「リドリーありがとう」という気持ちになりました。まるで買い物に行くような感じで、毎日わくわくしながらセットに入りました。こうした優 … 続きを読む