【特集】「西郷どん」インタビュー アクセスランキングベスト10 個性派とレギュラー陣がバランスよく人気に。

2018年12月30日 / 18:00

 12月16日に全47回の放送を終えたNHKの大河ドラマ「西郷どん」。当サイトでは1年にわたって出演者のインタビューを掲載してきたが、その総決算として、各記事のPVベスト10を集計してみた。これを参考に、西郷隆盛の激動の生涯を描いた物語を振り返っていただければ幸いである。

市来琴を演じた桜庭ななみ

1.「鈴木(亮平)さんが本当の兄妹のような雰囲気を作ってくれたので、毎日楽しかったです」桜庭ななみ(市来琴)
 西郷隆盛を最も近い距離で見守り、時には苦言を呈するなど、家族という立場でその生涯を支えた妹・琴。演じた桜庭ななみがクランクアップ直後、1年にわたる撮影を振り返ってくれた。

2.「篤姫役の北川景子さんがとてもかれんなので、張り切って演じています(笑)」幾島(南野陽子)
 「控え~よ!」の決めぜりふも印象的だった南野陽子。「武田信玄」(88)以来の大河ドラマ出演ながら、その間に積み上げた経験を生かして、見事な存在感を示した。

3.「精忠組は他の俳優がうらやましがるぐらい、いい雰囲気でした」増田修一朗(有馬新七)
 西郷隆盛や大久保利通ら、幼なじみの仲間に大きな衝撃を与えた「寺田屋騒動」。その当事者となった有馬新七役に込めた深い思いを語ってくれた。

4.「西郷さんと月照は、夫婦のような関係だったのかもしれません」尾上菊之助(月照)
 西郷隆盛の人生において、最初の島流しのきっかけとなった入水事件。このとき、共に入水した月照を、歌舞伎役者らしいしなやかさで優雅に演じてくれた。

5.「僕の先祖も、西郷さんと一緒に西南戦争に従軍しました」田上晃吉(中原尚雄)
 1年にわたるドラマを、「薩摩ことば指導」として迫田孝也と共に支えた田上晃吉。念願かなっての出演となった第45回に合わせ、作品に対する熱い思いを聞いた。

6.「島での幸せな生活と過酷な体験は、皆さんが知る“西郷隆盛”に変わっていくために必要な期間」鈴木亮平(西郷吉之助)2回目
 西郷隆盛の人生において、大きな転機となった二度の島流し。島編に臨むに当たり、島での撮影や西郷の二番目の妻・愛加那を演じた二階堂ふみの印象などを語ってくれた。

7.「新八を演じたこの1年、とても貴重な経験をさせていただきました」堀井新太(村田新八)
 西郷隆盛の幼なじみの中でも、特に彼を慕い、西南戦争まで行動を共にしたのが村田新八。演じた堀井新太が最終回直前、この1年を振り返ってくれた。

8.「学芸員の先生が『桂久武は井戸田さんにピッタリ』と言ってくれたおかげで、気持ちよく演じることができました」井戸田潤(桂久武)
 お笑いコンビ“スピードワゴン”として人気の井戸田潤だが、桂久武役の落ち着いた佇まいに、彼の新たな一面を知った視聴者も多いはず。今後の俳優としての活躍に期待。

9.「山県有朋は、西郷と大久保の間で揺れ動いていたに違いありません」村上新悟(山県有朋)
 すっかり大河ドラマの常連俳優となった村上新悟。明治編で登場した山県有朋について、役作りの裏話をじっくり語ってくれた。

10.「島での撮影は、寒い中、みんなで頑張りました」柄本明(龍佐民)
 南の島なので、一見暖かそうに思える島編の撮影だが、時期が真冬だったので、想像以上に寒かった模様。そんな撮影の思い出を、ベテランらしい味わい深い言葉で語ってくれた。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(8)百年ぶりの復活へ 四代目が掲げた三つの大願

舞台・ミュージカル2025年12月4日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。    2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む

多部未華子「学びの多い現場でした」DV被害者役に挑んだヒューマンミステリー「連続ドラマW シャドウワーク」【インタビュー】

ドラマ2025年12月1日

 WOWOWで毎週(日)午後10時より放送・配信中の「連続ドラマW シャドウワーク」は、佐野広実の同名小説を原作にしたヒューマンミステリー。  主婦の紀子は、長年にわたる夫の暴力によって自己喪失し、すべて自分が悪いと考えるようになっていた。 … 続きを読む

森下佳子「写楽複数人説は、最初から決めていました」脚本家が明かす制作秘話【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月1日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、まもなくクライマックスを迎える。これまで、いくどとなく視聴者を驚かせてきたが、第4 … 続きを読む

富田望生「とにかく第一に愛を忘れないこと」 村上春樹の人気小説が世界初の舞台化【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年11月30日

 今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む

【映画コラム】実話を基に映画化した2作『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』『栄光のバックホーム』

映画2025年11月29日

『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』(12月5日公開)  太平洋戦争末期の昭和19年。21歳の日本兵・田丸均(声:板垣李光人)は、南国の美しい島・パラオのペリリュー島にいた。漫画家志望の田丸はその才能を買われ、亡くなった仲間の最期の雄姿を遺族 … 続きを読む

Willfriends

page top