「初めての大河ドラマ出演で自信がつき、また呼んでいただけるように頑張ろうと励みにもなりました」北川景子(天璋院(篤姫))【「西郷どん」インタビュー】

2018年9月30日 / 21:00

-幾島役の南野陽子さんとも久しぶりの共演だと思いますが、お芝居について相談などはされたのでしょうか。

 南野さんとは今回もいろいろなお話しをさせていただきましたが、「休みの日、何してる?」みたいな雑談ばかりで…(笑)。お芝居の話は全くしませんでしたが、これまでの撮影で信頼関係が出来上がっていたので、自然と幾島と天璋院の関係に入ることができました。もともと、同じ兵庫県出身ということで、撮影の間、南野さんにはとてもかわいがっていただいていたんです。私も、初めての大河ドラマで緊張しているとき、南野さんが気遣ってくださったことがすごくうれしかったし、頼りにもしていました。そういう南野さんの気遣いが、天璋院を思う幾島の温かな気持ちとリンクしていたような気がします。

-第37回でクランクアップを迎えたとのことですが、そのときのお気持ちは?

 やっぱり寂しかったです。私は鈴木さんのように毎日この現場にいたわけではありませんが、出ていない間も「西郷どん」は見ていましたし、次にいつ呼ばれても篤姫、天璋院としての気持ちが途切れないようにという意識は持ち、ずっと参加しているつもりでいたので…。こんなに長い現場もデビュー作以来で、一つの役柄のことをこれほど考え続けることは滅多にありません。だから「終わりたくない。もっと出たい」という気持ちが湧いてきました。

-初めての大河ドラマ出演で得たものは大きいと?

 大きかったです。大河ドラマに出演させていただいたことで、これまで私の顔と名前が一致していなかった方も「篤姫の人」と覚えてくださったり、いろいろな方が「応援してるよ」と言ってくださったり…。大河ドラマの反響の大きさや、その影響力を実感しました。篤姫も、これまでそうそうたる女優さんたちが演じてきた役なので、きちんとできるだろうかと不安にもなりましたが、最終的には「すごく良かった」とたくさんの方に言っていただくことができました。おかげで自信もつきましたし、また呼んでいただけるように頑張ろうと励みにもなり、単に一つの役柄を演じたという以上のものがありました。頑張って俳優を続けてきて、本当に良かったです。

(取材・文/井上健一)

天璋院/篤姫役の北川景子

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

「豊臣兄弟!」第16回「覚悟の比叡山」“守られる側”の農民から“守る側”の侍になった小一郎と藤吉郎の覚悟【大河ドラマコラム】

ドラマ2026年4月28日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=木下小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=木下藤吉郎/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの奇跡を描く物語は快調に進行中。4月26日に放送された第16回「 … 続きを読む

ゆうちゃみ「るり子が現実にいたらめっちゃ親友になれそうやなっていう感じでした」『アギトー超能力戦争ー』【インタビュー】

映画2026年4月28日

-アクションシーンは大変でしたか。  アクションを全くやってこなかったんで、それこそスーツアクターの方にいろいろ聞いたりとか、仮面ライダーG6やったらどういう動きをするのかをすり合わせてやらしてもらいました。だからほんまにスーツアクターの方 … 続きを読む

千葉雄大、「映像の人」「舞台の人」という「垣根をなくしたい」 友近と挑む二人芝居・リーディングドラマ「老害の人」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年4月25日

 内館牧子によるベストセラー小説『老害の人』が、リーディングドラマとして舞台化される。出演者は、友近と千葉雄大の二人だけ。登場人物のすべてを、二人が自在に演じ分ける。  物語の主人公は、小さな玩具屋を大企業に育てた元社長の福太郎。老いてなお … 続きを読む

小手伸也、「映像ではテンションの7割しか出していない」 リミッターを解除して臨む舞台初主演作「コテンペスト」

舞台・ミュージカル2026年4月25日

 小手伸也が舞台初主演を務める「俺もそろそろシェイクスピア シリーズ『コテンペスト』」が、6月27日から上演される。公演に先立ち、小手が取材に応じ、本作への思いを語った。  本作は、シェイクスピアの最後の作品「テンペスト」の設定を現代に置き … 続きを読む

【映画コラム】4月後半公開の映画から『人はなぜラブレターを書くのか』『今日からぼくが村の映画館』『ソング・サング・ブルー』

映画2026年4月24日

『今日からぼくが村の映画館』(4月17日公開)  南米ペルー、アンデスの小さな村に住む少年シストゥは、風が運んできた新聞の映画広告を手にする。導かれるままにたどり着いた移動映画館で初めて“映画”を知ったシストゥは、たちまちその物語に魅了され … 続きを読む

page top