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南野さんとは今回もいろいろなお話しをさせていただきましたが、「休みの日、何してる?」みたいな雑談ばかりで…(笑)。お芝居の話は全くしませんでしたが、これまでの撮影で信頼関係が出来上がっていたので、自然と幾島と天璋院の関係に入ることができました。もともと、同じ兵庫県出身ということで、撮影の間、南野さんにはとてもかわいがっていただいていたんです。私も、初めての大河ドラマで緊張しているとき、南野さんが気遣ってくださったことがすごくうれしかったし、頼りにもしていました。そういう南野さんの気遣いが、天璋院を思う幾島の温かな気持ちとリンクしていたような気がします。
やっぱり寂しかったです。私は鈴木さんのように毎日この現場にいたわけではありませんが、出ていない間も「西郷どん」は見ていましたし、次にいつ呼ばれても篤姫、天璋院としての気持ちが途切れないようにという意識は持ち、ずっと参加しているつもりでいたので…。こんなに長い現場もデビュー作以来で、一つの役柄のことをこれほど考え続けることは滅多にありません。だから「終わりたくない。もっと出たい」という気持ちが湧いてきました。
大きかったです。大河ドラマに出演させていただいたことで、これまで私の顔と名前が一致していなかった方も「篤姫の人」と覚えてくださったり、いろいろな方が「応援してるよ」と言ってくださったり…。大河ドラマの反響の大きさや、その影響力を実感しました。篤姫も、これまでそうそうたる女優さんたちが演じてきた役なので、きちんとできるだろうかと不安にもなりましたが、最終的には「すごく良かった」とたくさんの方に言っていただくことができました。おかげで自信もつきましたし、また呼んでいただけるように頑張ろうと励みにもなり、単に一つの役柄を演じたという以上のものがありました。頑張って俳優を続けてきて、本当に良かったです。
(取材・文/井上健一)
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