エンターテインメント・ウェブマガジン
京にやって来たばかりの頃、西郷吉之助(鈴木亮平)、大久保一蔵(瑛太)らが出会ったのが、茶屋「繁の家」の人気芸妓ゆう。やがて大久保と恋に落ちると芸妓を辞め、鳥羽・伏見の戦いで新政府軍の切り札となった「錦の御旗」を作るなど、大久保を献身的に支えていくことになる。演じる内田有紀が、役作り、ゆうと大久保との関係などについて語ってくれた。
私も幕末の物語が大好きなので、登場人物の名前を見ているだけでワクワクします。それに加えて、この作品では少しずつですが、男性をサポートする女性たちの姿もチャーミングに描かれているのも見どころです。そういう意味では、歴史を掘り下げる部分は男性に任せて、女性たちのパートはホッとできたり、愛らしさが出てきたりする部分として、丁寧に一生懸命演じたいと思っています。特にゆうの場合は、正妻の満寿(美村里江)さんには申し訳ありませんが、大久保さんをサポートする姿を見てもらって、ライバル心を燃やしてもらおうかと(笑)。
確かに、幕末で女性の存在を意識したことは、今まであまりないかもしれません。坂本龍馬の奥さんのお龍さんぐらいでしょうか。どうしても、他に有名な人たちが多いので…。ですから、この作品を見ていると「時代を変えるんだ」という男性たちの勢いに飲まれるのではなく、女性たちも必死に付いていきながら、旦那さんや愛する人をサポートできる強さを身につけていったのではないか…。そんな気がしてきます。
当初は、劇中で踊るかどうか分からなかったので、まず踊りの稽古をさせていただきました。踊る場面はありませんでしたが、おかげで気持ちを作ることができました。ただ、日常の所作は踊りとまた違うんです。驚きました。踊りではたもとの下に手をやるようなしぐさが多いのですが、日常では少ない上に、指先の動きも違っていて…。そういう細かいニュアンスの一つ一つがお芝居に出るので、役を作るのはとても細かい作業だと、改めて気付かされました。
全く違います。衣装が変わったことで、話すテンポも、動きも自然に変わりました。だから、芸妓の頃のゆうも、お座敷以外ではきっとこういうふうに暮らしていたんだろうなと、想像することができました。
映画2025年11月21日
日本独特のおかしな校則、ブラックな職場環境、暴走するSNSやネット報道といった社会問題を背景に、大人になりきれない中学校教諭が、生徒たちの金髪デモに振り回されながら成長していく姿を、坂下雄一郎監督がシニカルな視点で描いた『金髪』が全国公開 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月21日
映画やドラマ、アニメなど幅広いメディア展開を遂げてきた人気漫画「DEATH NOTE」のミュージカル版「デスノート THE MUSICAL」が11月24日から上演される。2015年に日本で世界初演された本作は、原作のスリリングな物語を世界 … 続きを読む
ドラマ2025年11月20日
なにわ男子・大西流星と、timelesz・原嘉孝がW主演する「東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 横浜ネイバーズ Season1」が、2026年1月から放送がスタートする。 本作は、令和版『池袋ウエストゲートパーク』として注目を … 続きを読む
映画2025年11月19日
未熟故に一族を追われた若きプレデターのデクは、生存不可能とされる最悪の地「バッドランド」に追放される。デクはその地で謎のアンドロイドの少女ティアと出会う。「プレデター」シリーズ中、初めてプレデター自身を主人公に据えて描いた『プレデター:バ … 続きを読む
インタビュー2025年11月17日
韓国文化の“今”を再構築し続けるKカルチャー。今回は、デジタル空間で物語を紡ぐウェブトゥーンの世界に焦点を当てる。平凡な会社員ユミの頭の中で繰り広げられる細胞の物語――。2015年に連載を開始した「ユミの細胞たち」は、全512話で32億ビ … 続きを読む