【インタビュー】『食べる女』壇蜜 37歳…セックスシンボルに迫られるシビアな選択

2018年9月17日 / 12:00

 艶めく風貌と、エロチックな中に知性とユーモアを織り交ぜた話術で人々を魅了し、たおやかかつりんとした輝きを放つ壇蜜。とりわけ、グラビアや映画で見せる過激でセクシーな姿は男性陣のハートをとらえ、“セックスシンボル”として揺るぎない地位を確立した。ところが、最近はセクシー路線から舵を切り、少し落ち着いたようにも見える…。

壇蜜

 デビューして数年後の2012年にブレークして以降、「脱ぐことが天命」と話す通り、男性が求める以上のセクシーな言動で世間をにぎわせてきた壇蜜。だが、近年は女優業が順調で、役柄も尼僧、歌人、キャリアウーマン、医師と多岐にわたり、その演技力も好評だ。

 日本舞踊の師範、調理師、エンバーマーといった意外な資格を保有しているバックグラウンドも興味深く、もともと豊かな才能を持つ故に、芸能界で幅広く活躍していることも当然のように感じる。だからこそ、誰にもまねできないエロチックな世界観を繰り広げる壇蜜をまだまだ拝みたいものだ。

 だが、その願いむなしく、壇蜜は「年齢的に自分がやりたいからやれる状況ではないので、できることとお断りすることをシビアに決めなければいけないと思います。事務所に所属している以上、私という運営ができなくなるのであれば、私が身を引かないと」と胸中を吐露する。

 やるせなさがにじむ言葉に、「現状に満足しているのか」と聞いてみると、「どうだろう?」と首をかしげつつ、「性格的に自分が充実したらいかんという気持ちがあります。自分が充実すると、みんなは幸せなのかな? 私はここにいていいのかな? と変なふうに考えて、下手したらいなくなっちゃうかも…」と危うい願望も口にした。

 しかし、そういう心情があるからこそ、「皆さんには充実してもらっている感じはするし、『いいものができた』と喜んでいただければ、良かったと思います」と納得している様子ものぞかせた。

 そうやって歩み続ける壇蜜が出演するのが、“食”と“性”をテーマに、年齢、職業、価値観もさまざまな8人の女性たちが、孤独を抱えながらも幸せを模索する日々を描いた映画『食べる女』。壇蜜は「ハッピーエンドとは言えないかもしれないけど、それぞれの女性たちのちょっとだけよくなった先が見られてワクワクします」と声を弾ませる。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【インタビュー】『アリータ:バトル・エンジェル』ロバート・ロドリゲス監督「この映画は、アメリカ人にインスピレーションを与え続けてくれた日本の漫画やアニメに対するラブレターです」

映画2019年2月21日

 数百年後の未来。スクラップの山の中から脳だけが無傷の状態で発見されたサイボーグの少女アリータ(ローサ・サラザール)は、サイバー医師のイド博士(クリストフ・ヴァルツ)によって新たな体を与えられ、目を覚ますが…。木城ゆきとの漫画「銃夢」を原作 … 続きを読む

【インタビュー】『翔んで埼玉』益若つばさ、女優業に前向き!コメディーでも戦争映画を参考に真剣役作り

映画2019年2月20日

 東京から虐げられ、不法入都した者は処罰される過酷な運命にある埼玉県民が、自由と解放を求めて革命を起こす姿を、超豪華キャストで描いたコメディー映画『翔んで埼玉』。劇中、埼玉解放戦線のメンバー・麻実麗(GACKT)のお手伝いさん・おかよ役を演 … 続きを読む

【インタビュー】New Musical『Color of Life』東啓介「こんなにも温かい作品に出演できる幸せ」

舞台・ミュージカル2019年2月20日

 人気舞台『刀剣乱舞』シリーズなどで活躍してきた東啓介がNew Musical『Color of Life』に出演する。画家と女優。2人は、飛行機で偶然隣りあわせになり、引かれ合い、ニューヨークの彼女の部屋で一緒に暮らし始める。だが、やがて … 続きを読む

【インタビュー】『検察側の罪人』原田眞人監督「サッカーに例えれば、木村さんはボランチで、二宮くんは足が速くて突っ込んでいくフォワード」

映画2019年2月18日

 都内・蒲田近辺で強盗殺人事件が発生。被疑者の一人として、過去の未解決殺人事件の重要参考人だった松倉(酒向芳)の名が挙がる。事件を担当したベテラン検事の最上(木村拓哉)と新米検事の沖野(二宮和也)は、捜査方針をめぐって対立。やがて最上と松倉 … 続きを読む

「夫役の竹野内豊さんとアドバイスし合って、一緒にシーンを作り上げています」シャーロット・ケイト・フォックス(大森安仁子)【「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」インタビュー】

ドラマ2019年2月17日

 ついに日本初のオリンピック出場に向けて準備を開始した金栗四三(中村勘九郎)と三島弥彦(生田斗真)。2人の選手と共に開催地ストックホルムへ向かうのが、日本代表監督を務める大森兵蔵(竹野内豊)とその妻・安仁子だ。国際結婚でアメリカからやって来 … 続きを読む

page top