エンターテインメント・ウェブマガジン
とても柔軟で、すごく大きな世界を見ながらやっている気がします。温かさもあって、慶喜も仲間の1人のように扱ってくれるので、一緒にやっていると、対立するシーンでもどこか愛情が感じられ、嫌われている気がしません(笑)。安心感がありますね。
僕自身は、ああいう女性は苦手です(笑)。ふきは「自分がこう思っている」という発言が少ないんですよね。それよりも「西郷さんから逃げているんですよね」みたいに、慶喜の本心をズバズバ言い当てられることが多く、悔しくなってしまうので…。ふき自身の意思が出ていれば、言い返すこともできるんですけど(笑)。ただ、将軍になっても遠慮なく物を言ってくるので、立場を超えて話ができるところに慶喜は引かれているのでしょう。
御所に行くときの冠をかぶった格好が好きです。一見、真っ黒に見えますが、中に赤が入っている他、実は重ね着でいろんな色が入っているんです。かなりこだわりのある衣装で、日本人ならではの“見せない美学”みたいなものが当時からあったのかと思うと、おしゃれだなと。“モード”ですよね(笑)。
僕も思い出しました。近い部分はありますよね。ただ、人物としては後白河法皇の方が自由で、慶喜の方が政治家らしい。慶喜は、せりふに「!」が多いのが特徴です。どちらも権力の座に就きたくないと考えていた人物ですが、慶喜の方は、その気持ちが途中で変わっています。あちこちから国を変えようとする動きが出てくる中で、中途半端な位置にいるよりは、将軍になった方がいいと。だから、強い人間を演じている。自分は偉いんだと。それを表現するために、人に命令する機会が増える。そのための「!」なのかなと。そういうところは、後白河法皇とは違いますね。
ヒール(悪役)を演じるのは好きです。どこか同情できるんですよね、ヒールは。主人公は共感されないと駄目ですが、ヒールは嫌われているところから、いきなり思いを寄せられることがある。そういうところが、演じる面白さです。ただ、ずっと怒鳴っているのは大変。本当はあまり怒りたくないんです(笑)。
(取材・文/井上健一)
映画2025年4月3日
-松本動監督の演出について、また寺尾聰さんら共演者の印象をお願いします。 松本監督とは初めてでしたが、私の問い掛けにも親切に細かく答えてくれました。とにかく自由にやらせてもらいました。寺尾聰さんは、昭和49年のドラマ「天下のおやじ」で寺尾 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年4月2日
-ところで、門脇さんは映像作品でもご活躍されていますが、舞台に立たれることに対してはどのような思いがありますか。 気持ちの面では変わらないですが、舞台はカメラが寄ってくれるわけではないので、声や体の所作で伝えなければいけないと思います。映 … 続きを読む
ドラマ2025年4月1日
-高知県の「やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」も訪問されたそうですね、 「アンパンマンミュージアム」には二度伺いました。どちらの日も親子連れでいっぱいで、改めて『アンパンマン』という作品が幅広い世代に愛されていることを知り、「 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年4月1日
-なるほど。では、坂本さんは増田さんのテッド、増田さんは坂本さんのジムについてはどんな印象がありますか。 坂本 テッドは一見すると自分の意見を押し通して歩んでいるように見えるけれども、実は周りを自然と幸せにしたり、勇気づけたりするタイプの役 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年3月29日
-では、鋼太郎さんの演出の魅力はどこに感じていますか。 鋼太郎さんらしい的確に丁寧な演出をつけてもらえるので、われわれとしてはやりやすいです。尊敬していますし、シェークスピア作品の演出家としてこの方の右に出るものは今、日本にはいないんじゃ … 続きを読む