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人の生死というのは、大きなターニングポイントです。昔から一緒に歩んできた仲間が命を落とす。どこかで仕方ないと感じながらも、みんながそれぞれ、そこで死を意識した。明日、あさって、自分がそうなる可能性もある。だとしたら、これから何をしていけばいいのか。そういうふうに、自分の考え方や生き方をもう一度見詰め直すポイントになったのではないでしょうか。
外国人を斬ったらどんなことになるか、予想はしていたはず。それでもやったということの裏には、海江田なりの覚悟があったのではないかと。大名行列を乱した外国人の礼節のなさに対する怒り、日本を狙う外国に対する怒り、そんな外国に対して弱腰な幕府への怒り。そういったものに対して、「俺たち薩摩はいくらでも対抗してやるんだ」と。とはいえ、そんな外国の人間に対しても武士の情けを見せ、一対一の人間として、礼節を持ってとどめを刺した。だから、僕はあのとき、海江田の取った行動はカッコよかったと思っています。
長い作品の場合、ずっと作り続けることはできないので、演じる側の人としての“なり”が、どこかで必ず出てきます。人によってそれが合う、合わない、はありますが、僕自身は長い作品の方が好みです。時間を掛ければ掛けるほど、役と重なることができますから。
そうなるといいですね(笑)。僕も楽しみにしていた坂本龍馬(小栗旬)が登場して、ますます盛り上がってきました。今まで、見ている方に楽しんでもらえることを常に心掛けてきましたが、これからも頑張って海江田武次を演じていきます。
(取材・文/井上健一)
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