【インタビュー】『ジュラシック・ワールド/炎の王国』 製作・脚本コリン・トレボロウ「今回の大きなテーマは、恐竜と人間との関係であり、恐竜に対する共感や感情移入を追求することでした」

2018年7月4日 / 10:00

-オーウェン(クリス・プラット)とクレア(ブライス・ダラス・ハワード)の関係の変化については、どのように考えていますか。

 前作の彼らには未熟な面がありました。その後、さまざまな困難に直面しながら、自分たちなりの責任を感じ始め、成長していく姿を描きました。本作で、彼らはメイジーという子どもと出会いますが、3作目では、彼女の存在によって、また新たな責任を得ると共に、成長していく2人の姿をしっかりと描きたいと思います。

-今回は、クリスとブライスが、往年のスクリューボールコメディーのような楽しい掛け合いを見せてくれました。

 そうしたものは、普段の2人の関係性にも表れていると思います。まさに、普段もあのままの2人です(笑)。それが映画の中にもしっかりと反映されています。ただ、クリスとブライスにも実際に子どもがいるので、今後は、親として成長していくオーウェンとクレアの姿に、そうした経験が反映されていくと思います。

-3部作を通して、人間と恐竜の関係の変化を描くというのも大きなテーマですね。

 そうですね。オーウェンとクレアと恐竜との関係も、3部作を通して変化しています。クレアにとっての恐竜は、最初は書類の中の数字でしかなかったのですが、やがて彼らにも命があるということに気付き、彼女自身も変化していく。本作では恐竜の保護団体を作るまでに変わっているのです。オーウェンも、最初は恐竜の行動に興味があるだけだったのですが、その研究の結果、恐竜が兵器として使われる扉を開けてしまったことで、責任を感じています。そうした恐竜との距離感や責任の感じ方については、2人の中でも刻々と変化しています。それは3作目でも続いていくと思います。

-では、最後に、日本のファンに一言お願いします。

 僕たちは、アメリカに限らず、世界中の家族に楽しんでもらいたいと思いながら映画を作っています。そして、今僕たちが生きているこの世界のいろいろなことを考慮し、それらを、観客が映画を楽しむ中で伝えたいと思っています。日本の皆さんが、この映画を心から楽しんでくれることを願っています。

(取材・文/田中雄二)

(C)Universal Pictures

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