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7年間で1500億円の「不適切会計」を発表した大手総合電機メーカー三田電機産業の裏で暗躍するなど、経済界の影の立役者にのし上がっていく男と、彼を取り巻く人々の人間模様を描いた骨太の社会派ヒューマンサスペンス「連続ドラマW 不発弾 ~ブラックマネーを操る男~」で、主人公の金融コンサルタント・古賀遼を演じる椎名桔平。熱い人間ドラマに心揺さぶられたという椎名が、本作の魅力やキャリア史上珍しいダークヒーローに挑戦する思い、女優・原田知世との初共演の喜びなどを語ってくれた。
僕は人間ドラマが好きなので、とても深い人間ドラマに引かれました。どんでん返しや今の経済を見詰めるリアルな目線もあり、企業ドラマとしても一級の面白さがあるから、引かれて当然ですよね(笑)。
エリートな役が多く、恵まれない環境からたたき上げられて成長していく役は今まであまり振られたことがなかったので新鮮です。こういう役を演じるチャンスを頂けてうれしいですね。
古賀は望んで悪事を働いていたわけではなく、世間の波に巻き込まれてそういう立場にいるわけで、若い頃に妹を救うために町を出るという強い意志から始まった真っすぐな精神性がすてきじゃないですか。お金はたくさん持っているけど、私利私欲のために稼いでいたわけではなく、お世話になった人のために働き、また、稼いだお金で困っている人がいたら救ってあげようと考えています。こういう男がいたら、男として応援してあげたくなります。
共感できないところは何もないです。だから自信を持っています。
そこが共感できない部分です(笑)。難しいですよ。経済の仕組みが分からないと芝居にならないから、しつこく調べながら、これも一つの勉強になっているんだな…と思いながらやっています。でないと古賀が経済界でそのポジションにまでいったという説得力にならないですから。
3歳の頃にお父さんを事故で亡くしてからお母さんが変わってしまい、幼い妹も守らなければいけないという生い立ちですが、人間は3歳までの記憶がないといわれているから、お父さんの記憶がないんでしょうね。原作にも脚本にも書かれていないけど、ずっと父性に憧れていると思います。だから、東田さん(元三田電機社長/宅麻伸)や中野さん(元上司/奥田瑛二)と信頼関係を保つことができたのは、2人に父の面影を感じていたからじゃないかなと思いながら演じています。
楽しいです。先輩ですし、役柄的にも胸を借りるような相手なので、30代のぶつかっていく芝居は何の違和感もなくやらせてもらっています。一緒に時代をゆらゆら行ったり来たりしている面白さもあります。
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