マドンナ・清役は「昼ドラみたいにドロドロ」、ざっくばらんに胸中を告白! 古畑星夏(伊藤清)【「半分、青い。」インタビュー】

2018年5月30日 / 08:30

-永野さんの印象はいかがですか。

 芽郁ちゃんとはファッション誌『Seventeen』で一緒にモデルをしていたので、少し天然で、天真らんまんなことは知っていたけど、初めて一緒にお芝居をして、すぐに芝居のスイッチを入れられるところはすごいと思いました。カット割りをして撮っているので、本番を繰り返す度に感情を入れなければいけないけど、それが完璧にできているので見習いたいです。

-佐藤さんはいかがでしょうか。

 佐藤さんはクールに見えるけどギャップがあってチャーミング。喫茶店でコーヒーを飲むシーンで、苦手なコーヒーを我慢して飲んでいたら、佐藤さんから「スタッフさんに言えばいいのに。俺の飲んでみな」って飲んでみたら、まさかのジュース!「俺、飲めないの」と言っていました(笑)。それから、お芝居がナチュラルで、雰囲気を作るのが上手なので、私も心地いい中で演じさせてもらえて感謝しています。

-北川悦吏子さんの脚本についてはいかがですか。

 実際に言ったらちょっと恥ずかしい、照れくさいせりふが北川さんっぽくて、それをナチュラルに言えちゃう佐藤さんがすごいです(笑)。監督からは「もうちょっとウズウズさせて」とか言われたので、せりふの間や距離感などのアドバイスをもらいながら挑戦しました。小学生のときに見ていた、柴咲コウさん主演の「オレンジデイズ」が好きでした!この作品は「ザ・北川ワールド」だなと思います。

-朝ドラ初出演ですが、このようなインタビュー中にもとても明るく、まったく物おじしていませんね。

 こういう場所は大丈夫ですけど、現場はベテランの方ばかりで、すごく緊張します。電車に乗って、渋谷駅からNHKまで歩いているときは、緊張のあまり少し憂鬱(ゆううつ)になるときもあります。近くに、ずんだシェイクのお店があって、帰りに飲むことが楽しみで、それでリフレッシュしています。撮影前はそこまでではなかったけど、入ってから追い詰められています。ファーストシーンは弓道シーンで、せりふも少なかったから、あまり緊張しなかったけど、律くんとの出会いのシーンはせりふが難しくて、しかも相手が佐藤健さんだからすごく緊張しました。

-最後に、視聴者に見どころとメッセージをお願いします。

 初め、清はすてきな女性だと思っていたけど、昼ドラみたいにドロドロしてきて、今までの朝ドラをくつがえすような、いい意味で面白い役です。やるからには頑張って面白くさせようと演じているので、新しい朝ドラ感覚で楽しんでください。

(取材・文/錦怜那)

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