エンターテインメント・ウェブマガジン
それまで伸び伸びと過ごしてきた西郷さんが、斉彬の死によって一気に核となる部分ができたのではないかと思わせる瞬間がありました。それは、斉彬の死を知ったとき、「弔い合戦じゃ」と血気にはやる仲間を、「そんなことはどうでもいい」と押さえる場面(第16回)です。殿のことよりも、今はとにかく政治のことを何とかしなければならないと訴える。その姿を見たら、泣いていた西郷さんが一気に変化したような気がしました。
鈴木さんは、作品に対する熱い思いが西郷さんに通じる部分があって、そこがとても魅力的です。現場では形や見え方よりも、とにかく心情が第一。2人の関係がどうしたらより強固なものになるかということをディスカッションしながら演じさせていただきました。だから、動きでもせりふでも、リハーサルで変化することが非常に多くて。おかげで毎回、現場に行くのが楽しかったです。
すごく刺激的でした。鈴木さんをはじめ、皆さんが本当に熱い思いで作品に取り組んでいるので、一場面、一場面、監督を交えて「これはこうした方がいいのでは?」と意見交換が盛んでした。そういう思いが作品にも投影されているので、放送を毎週楽しみにしています。
舞台の場合は大きな空間で表現しなければなりませんが、映像は相手が近くにいる上にカメラやマイクもある。だから、声の出し方、表情なども気を使います。ただ、今回は鈴木さん、共演者の方と深い信頼関係を築くことができたからこそ余計なことをあまり考えず、役に没頭できたと感じています。
歌舞伎でも映像でも、役を生きるということは私にとって永遠のテーマです。今回、役に成り切ることの大切さや面白さを、歌舞伎の舞台ではなく映像の現場で色濃く体感させていただいたことは、これからの自分にとってとてもいい経験になりました。
(取材・文/井上健一)
映画2026年5月8日
-物語は、太吉と気の荒い青年・新左の関係を軸に進みます。序盤、入れ墨をしたヤクザのような格好で太吉の家に乗り込んできた新左は、大けがをして太吉に手術で命を救われたことをきっかけに、生き方が大きく変わっていく。新左役の藤原季節さんとの共演はい … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年5月5日
ウォルト・ディズニーが映画化し、アカデミー賞5部門を受賞した映画を原作とした、ミュージカル「メリー・ポピンズ」。現在上演中の日本プロダクションが、5月6日に記念すべき250回公演を迎える。それに先立ち、メリー・ポピンズ役の濱田めぐみと、バ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年5月3日
元BE:FIRSTのメンバーで、朝の連続テレビ小説「虎に翼」でヒロインの弟役を演じて話題を集めた三山凌輝が、ミュージカル「愛の不時着」でミュージカル初主演を果たす。韓国の財閥令嬢と朝鮮人民軍軍人の国境を超えた愛を描いた本作は、2019年か … 続きを読む
ドラマ2026年4月28日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=木下小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=木下藤吉郎/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。4月26日に放送された第16回「 … 続きを読む
映画2026年4月28日
-アクションシーンは大変でしたか。 アクションを全くやってこなかったんで、それこそスーツアクターの方にいろいろ聞いたりとか、仮面ライダーG6やったらどういう動きをするのかをすり合わせてやらしてもらいました。だからほんまにスーツアクターの方 … 続きを読む