【インタビュー】『三十路女はロマンチックな夢を見るか?』武田梨奈「この映画を経験して、30歳になることが楽しみになりました」

2018年3月30日 / 17:31

-それほどこだわったこの作品を経験して、30歳という年齢に対する意識は変わりましたか。

 変わりました。いろいろと自分の中で考える部分も多かったので、この作品をやった後は焦りがなくなりました。というよりも、30歳になることが楽しみになりました。以前は、「もうアラサーだ、早く夢をかなえなきゃ」と焦っていたのですが、そういうものがなくなって。今は「楽しくやりながら夢をかなえていこう」と思えるようになりました。そういう意味では、この映画が私にとって一つの転機になりました。

-では、30代に向かうに当たっての目標はありますか。

 今までは「これを言うのはちょっと恥ずかしいな」と思うことがたくさんあったんです。でも、去年あたりから、半歩ずつですけど、すごく遠い夢だったものに近づいているような実感があります。例えば、おととしWOWOWでアカデミー賞のレポーターをやらせていただいたとき、私を起用した理由を聞いたんです。そうしたら「僕たちは、近い将来、武田さんがこの場所を歩く人間だと思ったからです」と言ってくださって…。鳥肌が立ちました。これは本当に実現しないといけないと思って、そのときから「いつかアカデミー賞のレッドカーペットを歩きたい」と胸を張って言えるようになりました。それが30代でかなえたい夢です。

-この映画をどんな人に見てもらいたいですか。

 三十路を前にして彼氏なし、夢なし、仕事もあまりうまくいっていない。そんな中、なぜか銀行強盗に誘拐されるというハチャメチャな物語ですが、こういうロマンチックなものに憧れる部分は誰にでもあると思うんです。だから、私のように30歳を前にした方はもちろん、夢のあるなしに関係なく、皆さんに楽しんでいただけるのではないでしょうか。その上で、私がこの作品を通じて「人生もっと楽しまなきゃ損だな」と思えたように、生きていく上で何らかのヒントになったらいいですね。

-今年はこの映画を皮切りに、続々と出演作が公開されるとのこと。活躍が楽しみです。

 今年は、また皆さんと映画館で会える機会が増えると思います。しかも全部、ジャンルも、役柄も、キャラクターも違うんです。この作品のように、最近はちょっと大人の女性を演じる機会が多くなり、皆さんを驚かせるような役も増えてきたので、期待していただけたらと思います。あと、個人的にはまたアクション映画をやりたいです。今は爆発しそうなぐらいアクション欲が高まっているので(笑)。いつになるか分かりませんが、待っていてください。

(取材・文・写真/井上健一)

(C)2017「三十路女はロマンチックな夢を見るか?」製作委員会

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