武田梨奈「自分の代表作になったと思っています」 今井雅之の遺作『かぐらめ』の舞台あいさつに登壇

2015年10月24日 / 18:04

「2枚の粗筋を読んだ時点で号泣した」と語った武田梨奈

 映画『かぐらめ』の初日舞台あいさつが24日、東京都内で行なわれ、出演者の武田梨奈、大杉漣、筒井真理子、黒川芽以、朝加真由美、奥秋泰男監督ほかが登壇した。

 本作は、山梨の小さな町を舞台に、母を亡くしたことをきっかけに父親との溝を深めた女性が、伝統芸能の神楽を通じて人生を見つめ直していく姿を描いた物語。

 満員の観客に迎えられた武田は「2枚の粗筋を読んだ時点で号泣した」と出演オファーを受けた時の様子を語り、その気持ちを「出会えたなと感じました」と表現した。

 劇中では武田と父親役の大杉が神楽を舞う場面が見せ場となる。このシーンについて大杉は「簡単にはできないです」とその難しさをしみじみと語りつつ、練習を積んで自分で舞った武田について「すごいなと思いました」と賞賛した。

 これを受けて武田は「神楽の師匠たちが『上手に踊ろうと思わなくていい。魂で踊れば絶対に伝わるから』と言ってくださったので、全力で私なりの神楽を舞おうと決めてやりました」と明かした。

 また本作は、5月に亡くなった今井雅之の遺作に当たる。若い時から何度も今井と共演してきた大杉は「今井さんの気持ちや俳優としての魂は、この映画の中に詰まっています」と言葉を送った。

 「自分の中では、代表作になったと思っています」と自信をのぞかせた武田。最後に、撮影を支えてくれた監督の母親が完成を待たずに亡くなったことについて触れ「絶対どこかで見てくれていると思っています。役者としても人間としても成長させてくれた作品なので、これからこの作品も一緒に成長していきたいなと思っています」と目に涙を浮かべながら語り、場内の拍手を誘った。

(左から)筒井真理子、武田梨奈、大杉漣、黒川芽以

(左から)筒井真理子、武田梨奈、大杉漣、黒川芽以


芸能ニュースNEWS

「ギークス」謎の“監察官”の登場に視聴者驚き 「スパイじゃなかった」「そういうことか?」

ドラマ2024年7月26日

 松岡茉優が主演するドラマ「ギークス~警察署の変人たち~」(フジテレビ系)の第4話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、警察署に勤務する、卓越した知識や技術を持っているのに人間関係が苦手な“3人の女ギーク”(=賢いオタ … 続きを読む

「クラスメイトの女子、全員好きでした」“脛男”木村昴のまさかの展開に反響 「やっぱ、野呂佳代が出ているドラマにハズレなし!じゃない?」

ドラマ2024年7月26日

 木村昴主演、新川優愛出演ドラマ「クラスメイトの女子、全員好きでした」(日本テレビ系)の第3話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は偶然手に入れた小説を盗作し、人気作家となった枝松脛男(木村)が、中学時代に恋したクラスメ … 続きを読む

「スカイキャッスル」“セレブ妻”のマウントバトルが開幕 「お受験系&高級住宅地が舞台のドラマとか最高」

ドラマ2024年7月26日

 松下奈緒が主演するドラマ「スカイキャッスル」(テレビ朝日系)の第1話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、韓国の人気ドラマ「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」をリメーク。誰もがうらやむ経歴と容姿に恵まれた完璧セレ … 続きを読む

「新宿野戦病院」「英語と岡山弁混ぜてしゃべっていい日本人は藤井風だけ」「俺を誰だと思ってるんだ、俺だぜ」

ドラマ2024年7月25日

 脚本・宮藤官九郎氏の「新宿野戦病院」(フジテレビ系)の第4話が、24日に放送された。  本作は新宿・歌舞伎町にある病院を舞台に、さまざまなバックボーンを持つ“訳あり”な登場人物たちが交錯する社会の構図をテーマとし、ときにユーモアを織り交ぜ … 続きを読む

「西園寺さんは家事をしない」 “西園寺”松本若菜と“楠見”松村北斗が“偽家族”の検証へ 「一瞬でキュンに持っていく松村北斗すごい」

ドラマ2024年7月24日

  松本若菜が主演するドラマ「西園寺さんは家事をしない」(TBS系)の第3話が、23日に放送された。(※以下、ネタバレあり)   本作は、徹底して家事をしない主人公・西園寺一妃(松本)と年下の訳ありシングルファーザー&その娘の風変わりな同居 … 続きを読む

Willfriends

page top