エンターテインメント・ウェブマガジン
最初は全くイメージできなかったので、教えていただいた映画『幕末太陽傳』(57)を見て「こういう世界なんだな」と参考にしました。所作についても礼儀正しくきれいにやる感じではないので、色っぽく足を崩したりするところは、所作指導の先生や一緒に磯田屋で働くタマ役の田中道子さんと話し合いながら、一つ一つ決めていって。あとは、磯田屋のセットが素晴らしく豪華だったので、華やかなお着物を着てそこにいるだけで、世界観に入り込むことができました。
磯田屋の撮影に入るとき、お侍役の皆さんが、「女の子がたくさんいる!男ばかりで撮影していたから、すごく楽しい」と言っていたんです(笑)。だから、磯田屋が皆さんの癒しになれば…と思って(笑)。北村有起哉(大山格之助役)さんや高橋光臣(有村俊斎役)さんは、2人で設定を決めてアドリブを入れてくるので、面白い上にキャラクターも立っていて、とても勉強になります。
ヒー様には、松田さん自身の魅力が反映されているような気がします。とても色気のある方ですし、ヒー様と同じく松田さんも空き時間に西郷さんの絵を描かれていて、それがまたすごく上手で。お金持ちのヒー様にはいつも女の人が群がっていますが、ただばかみたいに遊んでいるわけではなく、すごく寂しそうなところもあったり…。ふきは普段、明るく働いていますが、両親のことで寂しさも感じているので、ヒー様の寂しさにも気付いたのでしょうね。
基本的には自由にやらせていただいています。ふきは、時代の流れには全く関わってきませんが、借金取りに売られたりして、ある意味、時代に翻弄(ほんろう)された犠牲者です。でも、ただの農民上がりなので、自分たちではどうすることもできない。そうやって歴史にもみくちゃにされながらも、たくましく、楽しく、その場を精いっぱい生きている女性という感じになれば…と思いながら楽しんで演じています。
初めて経験することばかりで、全てがチャレンジです。大ベテランの方をはじめ、たくさんの役者さんとお会いできるのも、大河ならではの機会なので、いろいろなものを吸収して、新しい自分が見せられるように精いっぱい頑張ります。
(取材・文/井上健一)
2026年9月29日
K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む
映画2026年9月29日
-おばあちゃん役の風吹ジュンさんとの印象に残ったエピソードがあれば。 とても面倒見のいい方で、何か聞いたら何でも返してくれるし、気を使ってくださいました。本当は僕が気を使わなければいけないのに、風吹さんの方から、「大丈夫よ。頑張ろうね」っ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年9月29日
向井理が主演するM&Oplaysプロデュース「ブランク」が、10月3日から開幕する。本作は、2023年に本多劇場で上演した「リムジン」に続き、向井と倉持裕が再びタッグを組んで贈る新作公演。ある弁護士事務所を舞台に、そこで繰り広げら … 続きを読む
ドラマ2026年9月28日
-そんな珠の父・清治は、現代ではありえないほど娘に厳しく接しますね。 厳しい父親の話は、宇野千代さんの著書にも書かれていることです。現代の視点で見るとつらい話ではありますが、当時の家父長制の下では、ああいう側面があったことは事実です。ただ … 続きを読む
ドラマ2026年9月26日
-劇中では、渡部篤郎さん演じる珠の父・清治が強烈な存在感を放っています。珠と清治の関係も物語の重要なカギになりそうですが、2人の関係をどのように捉えていますか。 実際のお父様は、宇野千代さんが「ドストエフスキーの小説に出てくる狂人のよ … 続きを読む