【インタビュー】『おもてなし』田中麗奈「今後は台湾や中国と自然につながっているような活動ができれば…」

2018年3月3日 / 15:05

 日本と台湾の合作映画『おもてなし』で、台湾人俳優ワン・ポーチエとダブル主演を務め、劇中で巧みな中国語を披露している田中麗奈。以前にも日台合作映画に主演した経験がある。そんな田中が、再び訪れたチャンスへの胸踊る思いや、今後の展望、合作映画ならではの撮影エピソードなどを語ってくれた。

衣装:リビアナ・コンティ、HM:WANI(orange)、ST:小川未久

 本作は、琵琶湖畔にある経営不振に陥った老舗旅館の一人娘・梨花(田中)や、再建のために送り込まれた台湾人実業家ジャッキー(ワン)など、過去にわだかまりを持つ人たちが、それぞれの人生と向き合い、日本のおもてなし文化に触れながら、旅館再生のために奔走する姿を描いたヒューマンドラマだ。

 田中は、日本語、中国語、英語が飛び交う本作で、流ちょうな中国語を話す。そもそも中国語を習うきっかけは、20代前半の頃に仕事でアジア映画に携わる機会が多く、そのときに刺激を受けて中国や台湾の映画を見たり、出演したりしたいと思ったことだという。好機にも恵まれ、中国で放送された日中合作の恋愛ドラマ「美顔」(05)の主演が決定すると、本格的な習得に取り組んだ。

 その後、念願がかない、時空を超えた男女の恋と冒険をアクション満載で描いた日台合作映画『幻遊伝』(06)に台湾の人気俳優チェン・ボーリンとダブル主演。「アジア進出」とも言われたが、結果的に出演した作品はこの2本だけとなる。

 それから約10年の歳月が流れたが、16年についに再び出会いが訪れる。海外にある自分にとっての第二の故郷を紹介するバラエティー番組「アナザースカイ」(日本テレビ系)で、アジア作品への熱意を語る姿が本作の製作陣の目にとまり、オファーを受けるに至った。

 田中は「北川淳一プロデューサーやジェイ・チェン監督、脚本の砂田麻美さんが、自然にこの作品を私のもとに届けてくれた感じがして…。すごくうれしかった」と喜びをかみしめた。

 加えて、本作や、田中が各映画祭で助演女優賞を獲得した映画『幼な子われらに生まれ』(17)が台湾で公開されることから、アジア進出に対しては「今後は台湾や中国と自然につながっているような活動ができれば…」とアグレッシブだった20代とは違う穏やかな願いを口にした。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【映画コラム】2月前半の公開映画から『ほどなく、お別れです』『クライム101』『ブゴニア』

映画2026年2月21日

『ほどなく、お別れです』(2月6日公開)  就職活動に苦戦する美空(浜辺美波)には、亡くなった人の姿が見え、声を聞くことができるという秘密があった。そんな彼女の能力に気付いた葬祭プランナーの漆原(目黒蓮)は、美空を葬祭プランナーの道へといざ … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(12)道明寺天満宮と歴史の英雄たち ~野見宿禰、白太夫、そして道真~

舞台・ミュージカル2026年2月19日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。     ▼相撲 … 続きを読む

小林聡美、名作ドラマ「岸辺のアルバム」 舞台化は「今の時代も共感できる」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年2月19日

 小林聡美が主演する舞台「岸辺のアルバム」が、4月3日から上演される。本作は、数々の名作ドラマを世に残した山田太一が原作・脚本を務め、1977年に放送された連続ドラマを舞台化。一見平和で平凡な中流家庭の崩壊と再生を描く。ドラマでは八千草薫が … 続きを読む

「豊臣兄弟!」第6回「兄弟の絆」 序盤の集大成となった小一郎必死の説得【大河ドラマコラム】

ドラマ2026年2月17日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=藤吉郎/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。2月15日に放送された第6回「兄弟の絆」 … 続きを読む

名取裕子「“ぜひ友近さんと”とお願いして」友近「名取さんとコンビでやっていきたい」2時間サスペンスを愛する2人が念願のW主演『テレビショッピングの女王 青池春香の事件チャンネル』【インタビュー】

映画2026年2月16日

 「法医学教室の事件ファイル」シリーズを始め、数多くの2時間サスペンスで活躍してきた名取裕子。そして、2時間サスペンスを愛する人気お笑い芸人の友近。プライベートでも親交のある2人が、“2時間サスペンス“の世界観を復活させた『2時間サスペンス … 続きを読む

Willfriends

page top